ヒロシが明かす「男の欲望と折り合いをつける方法」

「白身をローション代わりに試したこともあります」

ヒロシ
──それはいつ頃ですか?
ヒロシ「福岡の芸能事務所を辞め、東京に上京してからなので20代後半に差し掛かったころです。
それでもナンパした子と約束を取り付け、雪の降る中、バイクで彼女が住む相模原まで向かったこともありますが『今日、彼氏が来たから』とドタキャン。
とにかく女性には振り回されっ放し。自分で言うのもなんだけど、別にそこまでカッコ悪いわけでもないのに…と言い続けた青春時代でしたね」

──身につまされる話です。性欲以外にもいろんな欲がありますが、こういったほかの欲についてはどうお考えでしょうか?
ヒロシ「若いときはもう、出世欲も人並みにありました。売れてチヤホヤされた時期があったからアレですけど、今は自分でも驚くほど変わった気がします。
ただ、やっぱり出世欲はあまり強くなかった方で、根本はモテたい、という思いでしたね。芸能人として売れたら、いい車に乗れるようになってモテる。
そう思ったのにジャガーに乗っても効果なし。一発屋と見られているからますますモテない。
じゃあ、一発屋で終わっちゃいけないからどうするか、いろいろやって現在があるわけですけど、今に見とけよって。
それがあったから頑張れたのかもしれない。性欲の話に戻ると、そうした欲にはあらがわないほうでした。あらがうのは無駄とまで言いませんが、難しいじゃないですか」

──おっしゃる通りです。抑えようとしてなかなかできるものではありません。
ヒロシ「当たり前のことですが、無理やりとか違法なことは論外で、それやったら男としてもう負けです。
今回の話のテーマに矛盾するかもしれませんが、折り合いなんて簡単につけられない。
お金があるとエッチな店に行くんですけど、見栄を張って60分コースにしたのに女の子のどうでもいい話を聞かされる」

──風俗あるあるです!
ヒロシ「最後にちょっとサービスするだけで、実質5分みたいな。それでもこっちは嫌われたくないから紳士ぶったりしますよね。
エロいことをするために高いカネを払ったのに、だったら30分か45分ほどで十分なんです。
今はネットの無料エロ動画で気軽に性欲を発散できますが、俺の時代はスケベな動画をちょっとダウンロードするにも5~6時間は平気でかかっちゃっていたわけです」

──昔はそうでしたね。
ヒロシ「この前、北海道でキャンプやバイクの旅をした際、ある本屋に寄ったんですけど、そこはAVや大人のオモチャがメインのお店。
TENGAやそれ以外にも画期的なやつとかいっぱい種類があるんですよ。
俺は昔、卵を割って白身だけを取り出してローションの代わりに試したこともありますが臭いんですよ。そういう工夫をしなくて済むし、リスクを犯さず、手軽に楽しめる方法がいくらでもある。
で、俺はずっとこれでいいやって思ったけど、今度はオナホ機能搭載のスマホが登場するんじゃないかなと思っているんです」