金正恩総書記の後継者は女性? 北朝鮮が抱える取り巻き「女性だらけ」問題

「与正暫定政権」誕生の可能性も

「北朝鮮は前回(’21年)の党大会で党規約を改正し、事実上のナンバー2の地位である『第1書記』のポストを新設したが、依然として空席のままだ。
早すぎると思うが、このポストに就く可能性もある」(前出・北朝鮮ウォッチャー)

もしそうなった場合、微妙な立場になるのが与正氏だ。

現在、白頭山血統(金ファミリー)で公職に就いているのは正恩氏と与正氏の2人だけ。後継者が主愛氏だとしても、実質的指導者になるには少なくとも10年はかかる。

「与正氏は’18年から’19年にかけての米朝・南北両外交で華々しく活躍しました。
だが、’19年2月にハノイで行われた米朝首脳会談が決裂した後、連帯責任として一時期、党政治局員候補から降格処分になっていましたが、ここ数年で完全に復権して、対米交渉の前面に立つとみられているのです。
今後、与正氏を支える党や政府高官ら取り巻きも増えていくでしょう。正恩氏が健在である限り、主愛氏の地位は揺るぎませんが、健康状態次第では、『与正暫定政権』が誕生する可能性もある」(外交関係者)

主愛氏であれ、与正氏であれ「雌鶏」が鳴けば国は滅びる…。

「週刊実話」9月25日号より