金正恩総書記の後継者は女性? 北朝鮮が抱える取り巻き「女性だらけ」問題

“米朝首脳会談”への準備が必要不可欠

「力による現状変更の試みを繰り返す中国の軍事力誇示の場で、これ見よがしに一堂に会した中露朝の3首脳。
特に正恩氏の出席が発表されたのは、日米韓3カ国の連携を強調し合った先の日韓・米韓首脳会談が終わった直後で、『反西側陣営』結束のアピール効果は最大限に発揮されました。
北朝鮮に限って言えば、中露両国を後ろ盾にトランプ米大統領との会談に向けた準備の意味合いがあります」(国際ジャーナリスト)

ロシアによるウクライナ侵略は、トランプ氏も年内停戦に意欲を示す中、北朝鮮としてはトランプ氏が韓国の李在明大統領との会談で口にした“米朝首脳会談”への準備が必要不可欠。

80周年記念行事出席は、習氏やプーチン氏の同意を取り付ける絶好の場になったと言える。

「北朝鮮は10月10日に朝鮮労働党創立80周年という大きな節目を迎え、来年1月には党大会も控えている。
ウ露停戦でロシアへの派兵がストップして外貨が減ることを想定し、ビッグイベントを盛大に祝うためにも中国の援助が必要な状況にあります。
ただ、中国もロシア密着で疎遠になっていた関係を復元せざるを得ない事情があるのは間違いなく、対米外交を睨んで北朝鮮カードを持ち直したい。今回の正恩氏の訪中は、習氏たっての希望ですが、同様に正恩氏もまた渡りに船だったと言えます」(同)

今回、海外デビューを果たした主愛氏を来年の党大会で、後継者を暗示させるような地位に就かせるという臆測も流れている。