藤原ちの「母親の前歯を入れるために売れたい!」千鳥・大悟も絶賛の破天荒キャラ

「最終目標は朝ドラに出ること」

――その思考が、まず破天荒だ(笑)。そして芸能界を目指す?
藤原「まだです。友人と一緒に上京し、2年ほどは東京暮らしを楽しんでいました。
歌手になりたいかな、くらいの願望はありましたが、具体的なことは何もせずでした。
そんなときに、ある芸能事務所に応募したら『アイドルをやってみないか』と。いわゆる地下アイドルです。
性格上、チーム活動は向いてないだろうと1年くらい断り続けたのですが、渋々始めることになったんです」

――どんなコンセプトのグループですか?
藤原「王道な感じではなく、お客さんにマシュマロを投げつけたり、口の中に詰め込んだりしてましたね(笑)。
間もなく解散となり、ソロアイドルとして活動することになるのですが、ファンが全然いなかったので、ある作戦を立てたんです。
百均で薄っす~いTシャツを買ってきて、藤原推しみたいな模様を描いて、それをライブに来ているお客さんに無理やり着させてました。
そうすると、私のファンがいっぱいいるみたいになるじゃないですか。
主催者にはバレてるんですけど、写真が残るし、他の子の推しで来ている人も、『あの子、面白かったな』となって、人気投票の用紙に2番目に書いてくれるんです。
自分が呼んだファンは少ないのに、投票結果は上位に食い込めたんですよ」――それもまた破天荒。とても人見知りだったとは思えない。
藤原「そのあたりでコロナ禍になってしまい、落ち着いた頃に舞台やグラビアDVDで芸能活動に復帰するのですが、ちょうどそこに母親前歯事件となり、『これはもっと頑張らないと』となるんです」

――なるほど、そういうことですか。では、今後はどんな分野で活躍したいと?
藤原「最終の目標は朝ドラに出ることです。ヒロインの友だち役でもいいし、通行人でも木でも川でもいい。とにかく出たいです」

――演技には自信がある?
藤原「ないです(きっぱり)。なにしろ、あるウェブCMで猫と共演したところ、オンエアを見たら私の出演シーンがまるまるカットされてたことがあるくらい(笑)。
そのときはショックでしたが、今こうしてネタになってるから、まあいっかという感じですね。SNSも全然バズんないし、私どうしたらいいんでしょう? あっははは」 

「週刊実話」9月25日号より

藤原ちの

5月8日、新潟県生まれ。T150、B80・W60・H84センチ。YouTubeチャンネル『にいがたTV』準レギュラー。別名義(宇美野ちの)でイメージDVD『ちのと初恋(ういらぶ)』(スパイスビジュアル)、『君のちの』(竹書房)発売中。

X:@chinochan_dayo