池田大作名誉会長直系“唯一の男孫”で世代交代か 創価学会に急浮上する再生シナリオ

創価学会総本部の公式サイトより
【創価学会「敗戦の夏」前編(3)】
一昨年11月、創価学会の池田大作名誉会長が亡くなってからというもの、支持する公明党は選挙で敗戦続き。党勢にも陰りが見え始めている。
水面下で何が起きているのか。学会内の地殻変動をジャーナリストの山田直樹氏がレポートする。前編は「池田家のいま」(前編 全3回の3回目。第1回を読む

「学会は香峯子さんを人前に出せなかったのではないか」

急死した池田氏の次男・城久氏にはおさなごの兄・妹がいた証拠がある。それは池田夫人が著した『香峯子抄』(主婦の友社刊=2005年2月27日初版発行)だ。

同書の193ページには香峯子さん、城久氏の妻と2人の子供(兄・妹)のポートレートがカラーで掲載されている。

「城久氏の妻は、池田氏最側近の創価学会第一庶務出身です。実兄・博正氏のように高校教師をやっていた時の教え子と結婚したという関係ではなく、会員が納得できる出身です。
そして、池田氏直系の男の孫は、この夫婦の子供しかいない。『香峯子抄』でもカラー写真扱いですしね。長男や三男の妻は登場すらしていないのです」(信濃町事情通)

一昨年の池田大作氏葬儀において、外部対象の公式行事には香峯子夫人と三男が欠礼した。

「学会は香峯子さんを人前に出せなかったのではないか」という噂が飛び出したものである。

香峯子さんは介護を必要とする状態である――かなり以前から出回っていた情報だ。

確かに、池田氏の「車からの視察、激励」に夫人が同伴していた聖教新聞記事はいくつか存在するが、逝去以降はほとんど皆無だ。

では一体、香峯子さんの身の回りの世話は誰がしているか。ようやくこの人物が分かってきた。

それは城久氏の妻であり、池田氏直系の孫の母親である。ありていに言えば、亡くなった夫の母親を妻が看るという昭和的構図であるが、池田氏直系唯一の男孫となると、あり得るシナリオが存在する。