トランプ大領領が新たな“大谷ルール”を用意 MLB球宴と侍ジャパン同時期出場へ

ドジャース公式インスタグラムより
【球宴ミラクルコラボ(2)】
2028年のロス五輪期間中、ドジャースタジアムでMLBのオールスターゲーム開催プランが浮上した。ドジャース・大谷翔平が大のお気に入りのトランプ米大統領のアイデア。IOC、MLBとも相互宣伝となると期待は高まるばかりだ。(全2回中の2回目。第1回を読む

二つのイベントで野球の世界普及が加速

「五輪の野球会場、ドジャースタジアムでのMLBオールスターゲーム開催」と、会場が同じならばアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、大谷は五輪&オールスターのW出場が可能になる。

タスクフォースの発足会見に同席したロス五輪組織委員会のケーシー・ワッサーマン委員長は「(MLBの)ロブ・マンフレッド・コミッショナーに打診する」と話し、マンフレッド氏は「調整は必要だが、野球を国際舞台に宣伝するまたとない機会。不可能ではない」と前向きな発言をしている。

MLBの球宴は、日本とは違い1試合だけの構成。会場への移動がなければ、セレモニーも含め3日あれば消化できる。

五輪、MLB共に運営上の支障はほぼなく、メリットも大きい。

「各国の選手が入り交じるMLBの球宴と国ごとの対抗戦である五輪野球は本質的に違う。MLBの球宴でスーパースターを確認した数日後に、その選手たちがそれぞれの国の代表ユニホームを着て五輪で対戦――。世界各国で野球ファンが確実に増える」(スポーツ紙デスク)

ロス五輪イヤーに大統領2期目の最終年を迎えるトランプ氏は「この2段ロケット方式の野球フェスは、IOCとMLBの相互宣伝になり、野球の世界普及の最良の策」と強調。「ロス五輪にレガシー(政治的遺産)を遺そう」とも訴えているという。

「共和党の一部には、大統領3期目を禁じる合衆国憲法を改憲しようという動きがあり、それを視野に入れての介入。総決起のアドバルーンに他ならない」(保守MAGA勢力)