衆院議員1年生の橋本龍太郎は紅顔の美青年だった 自民党に現れた“若武者”伝説

衆院議員1年生の橋本龍太郎は紅顔の美青年だった
昭和40年(1965年)の通常国会さなかに、筆者は国会の衆院予算委員会で初めて橋本龍太郎を見た。橋本、弱冠27歳。衆院議員の1年生であった。
時に、筆者はいまだワセダの学生で、その頃は首相官邸前にあった「国会記者会館」で、“お使いさん”と呼ばれる原稿取りのアルバイトをしていた。
いまの記者会館は場所を移し、堅牢な建物になっているが、当時のそれは戦後間もなく建てられたもので、木造の4階建て、歩くと廊下がガタピシと音を立てていた。
ここには朝日、毎日、読売などの新聞社、共同、時事などの通信社が入り、各社政治部の国会取材における拠点であった。
国会開会中は共同通信社の一室に詰め、予算委員会などに出向いている記者の原稿が、もうすぐ出来上がるとの一報が入ると、すかさず国会議事堂の衆参委員会室、本会議場などに走るのである。
受け取った原稿を筆者が記者会館に持ち帰ると、共同政治部の辣腕デスクが若干の手を入れ、それを待機していたスタッフがまた運ぶ。
いまのメールのように素早さはなく、記者の書く原稿はカーボン紙をはさんで4〜5枚になっており、これがオートバイで本社をはじめ関係各所に配られるという“古き良き時代”でもあった。
さて、その日も筆者は衆院予算委員会の記者席にいたが、原稿が出来上がるのを待つ間、ひょいと自民党議員の席を見て息をのんだ。
なぜなら、当時の自民党議員といえば一癖あり、したたかさが顔に出た者が圧倒的で、まるで玄武岩(?)のような面々が多かったのだが、そうしたなかで橋本は“掃きだめに鶴”とは言わないが、ただ一人まぎれもなく“紅顔の美青年”だった思い出がある。
その後、社会人となって政治畑の取材をするようになり、橋本の選挙戦などを知ると「なるほど」と納得したものであった。
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