ウルフアロン「大舞台で特別なことだと理解してます」1.4東京ドームデビュー戦への意気込み

ウルフアロン (C)週刊実話Web
東京五輪柔道100キロ級王者のウルフアロンが、新日本プロレスに電撃入団。28年振りという五輪メダリストのプロレスラー転向に、業界は色めき立っている。来年1.4東京ドーム大会でデビューするというウルフに、なぜプロレスに惹かれたのかを聞いた。 (全2回中の1回目。第1回を読む

「実はメチャクチャ緊張するタイプなんです」

――歴代の柔道オリンピック金メダリストでは、吉田秀彦さんや石井慧さんなど総合格闘技に転向した選手もいますが、その道を考えたことは?
ウルフアロン(以下ウルフ)「まったく興味はなかったです。『Breaking Down(ブレイキング・ダウン)』を楽しむのはオーディションばかりなんで(笑)。自分がやるならプロレス一本だと思っていました」

ウルフアロン (C)週刊実話Web
――総合格闘技の世界に誘われたことは?
ウルフ「あったとしても、聞き流してたかもしれないです。まあ、僕に『プロレス来てよ』と誘ってくださったオカダさんは、僕が新日本に入団したらいなかったんですけど(笑)」

――現在はアメリカのAEWでご活躍されてますね(苦笑)。6月23日の新日本入団会見のあと、同月29日の愛知県体育館大会では、初めて大勢のプロレスファンの前で挨拶をされましたが、いかがでしたか?
ウルフ「あのときは本当に口が震えちゃって、うまくしゃべれなくて(苦笑)。実は僕、メチャクチャ緊張するタイプなんです。
この顔もあってか、緊張しないと思われがちなんですけど(笑)。あの日は多くの人の目が僕一人に向いたので、その視線にやられました」

――でも、場内は温かい反応だったというか。
ウルフ「そうでしたね、『ウルフ』コールをもらえるとは思ってなかったです。
改めてこのリングでプロレスをやりたいと感じましたし、今度は自信を持って大勢の人の前に立てればと思います」
ウルフアロン (C)週刊実話Web

――6月から新日本の道場で、来年の1.4東京ドームでのデビューに向け練習されているそうですが、率直なご感想は?
ウルフ「正直キツさはありますね、長年やってきた柔道と違って、まだ身体が慣れていないので。
でも、やればやるだけ身につく実感もありますし、目標に向けて自分がやりたいことをやっているので、そのキツさが楽しいというか。
プロレスではイチ新弟子ですし、変なプライドは持たずに取り組めてると思います」