ウルフアロン「大舞台で特別なことだと理解してます」1.4東京ドームデビュー戦への意気込み

「棚橋さんには引退試合とデビュー戦をやっていただくとか(笑)」

ウルフアロン (C)週刊実話Web
――これからプロレス技を身につけていく段階だと思いますが、柔道を活かした技など考えてますか?
ウルフ「まだ具体的には考えてないですが、一応柔道の練習は続けていこうと思ってます。
プロレスをイチから学んで形になってきたときに、少し柔道を取り入れたいという気持ちはあるので」

――プロレスラー仕様に肉体改造も?
ウルフ「最初は体重を落とそうとしたんですが、いまは単純な減量ではなく、身体の中身を変えるようにしてます。
バランスのいい食事を取りつつ、いまの練習を続けていけば、自然と余分な脂肪も落ちて、プロレスに見合う身体になると思うので」

――デビュー戦は、テレビ朝日系列で全国ネット放送が決定しました。1.4東京ドームが全国ネットで放送されるのは22年ぶりです。
ウルフ「大舞台でのデビューは特別なことだと理解してますし、すごくうれしいです。いまはプレッシャーや不安もありますが、ちゃんと準備をして当日を迎えたいです」

――その対戦相手が気になるところですが、ファンの間では同日に引退を迎える棚橋弘至選手はどうかという意見もあります。
ウルフ「いやあ、どうなんでしょうね? もしくは棚橋さんにはご自身の引退試合と、僕のデビュー戦を別々にやっていただくとか(笑)。
棚橋さんは疲れたことがないそうですが、さすがにシングル2試合はきつそうですね」
ウルフアロン (C)週刊実話Web
――あとはレスリング世界選手権5位の実績を持つボルチン・オレッグ選手という声も聞こえてきます。
ウルフ「ボルチンさんは時折スパーリングをさせていただくんですが、『強い』の一言です。
そういえば僕たちのスパーを見ていた選手の方に『カネが取れるスパーだ』って言われました(笑)。
まあ、どの方でもデビューの相手をしていただくのはありがたいことですし、僕はしっかり戦えるよう準備するだけなので」

――最後に期待するファンにメッセージをお願いします。
ウルフ「温かい応援、ありがとうございます。1.4東京ドームではプロレスラーとして、皆さんの前に帰ってきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!」

「週刊実話」8月21・28日合併号より

企画・撮影/丸山剛史、取材・文/鈴木佑

ウルフアロン (C)週刊実話Web

ウルフアロン

1996年2月25日生まれ。東京都出身。東海大学卒業後の2021年、東京オリンピック柔道男子100kg級で金メダル、団体戦で銀メダルを獲得。2025年6月8日の試合を最後に現役引退し、同月23日に新日本プロレスの入団を発表した。