ボートレースの神も見放した大スランプ! 裏目、転覆落水…「買えども当たらん地獄が続く」

ボートレース尼崎 (C)週刊実話Web
【漢(オヤジ)の旅 兵庫県尼崎市編(2)】
『週刊実話 ザ・タブー』で連載中の藤木TDC氏による「漢(オヤジ)の旅」は、全国の公営ギャンブルをめぐるディープツアーガイド。金はないけど飲む・打つ・買う。今回は、尼崎ボートレース場体験記をお届けする。

【漢(オヤジ)の旅 兵庫県尼崎市編(1)】

万博開催でビジホ代が高騰し手が出せず

商店街に戻ると、アーケードの左右に立ち飲み屋が並ぶ。そのうち地元の老舗系立飲み「得一」は「10・9・1」のつく日は最初のドリンク100円引きのサービスデー。

さっそくビール大瓶と若竹煮、刺身、ハイボールと頼んで1220円とはボートレース敗者にはありがたい限り。尼崎は天国ですな〜。

さて、今、当地では2025大阪・関西万博が絶賛開催中。ただし尼崎商店街は開催地の夢洲まで電車で1時間以上と遠いせいか万博には無関心、数駅先に甲子園球場があるので推しは阪神タイガースの一点だ。

それでも旅人には影響大。万博開催期間はホテル代が高いのだ。尼崎のビジホは高くて手が出ず、ネットでいろいろ探した結果、宿泊は大阪市内に戻って北のはずれの東淀川区、阪急線の淡路というマイナー駅の1泊4500円のカプセルに投宿。

が、さすが大阪、線路の高架化と再開発が進む駅前にもイイ感じのインディーズ系立飲み屋がありオッサンを喜ばせてくれた。

その店「大山」は、店主がネパール出身で、伊良部秀輝(ロッテ→大リーグ→阪神)似のファンキーおやじ。キャラもいいけど、何よりスゴイのは酎ハイ系が100円増しでメガジョッキになるシステム。普通、メガって倍ぐらいの値段じゃない? 当然、客の多くがメガサイズ選択なので、混んでるときに頼むと「ジョッキがもうないんで…」となる。

若い客がスマホ使ってDJ風に音楽流しクラブっぽい雰囲気もあり、若い女性客多し。オッサン差別なし。ネパール風焼きそば500円旨し。いや、淡路に泊まって当たりでした。

本日、初めての当たりを感じた瞬間。なんかこの連載、旅打ちより立ち飲み旅紀行みたいな感じになってきたな。しかし、インディーズ系立飲み屋との不意の出会いは楽しい。これでいいのだ!