ブル中野、日本人初のWWE殿堂入りに「いつか評価していただけるだろうと思ってました」

ブル中野 (C)週刊実話Web
昨年4月、ブル中野は世界最大のプロレス団体『WWE』に日本人として初めて殿堂入りした。現地での英語による流ちょうなスピーチはスタンディングオベーションを浴びるほどだった。
また、大ヒットした配信ドラマ『極悪女王』(Netflix)ではヒール軍団「極悪同盟」の一員として欠かせない存在であり、女子プロレスが再び注目されるきっかけにもなった。そんな彼女の近況に迫った。

ブル中野「現役のときは酒、タバコ、男は禁止だった」

――現役時代はWWWAシングル王座のチャンピオンを約3年間(’90年~)務め、海外に遠征してからはWWE世界女子王者を唯一獲得した日本人レスラーとなりました。殿堂入りには格別な思いがあったのでは?
ブル中野(以下、中野)「正直、いつかは評価していただけるだろうとは思っていました。それがこのタイミングで本当によかったです。
というのも、それまではコロナ禍で人前でスピーチすることもできませんでしたから。アメリカに渡り、ファンの方の前で感謝の気持ちを伝えられたことに幸運を感じています。
なにせ、その4年前には病院のベッドの上でしたので…」

――アルコール性肝硬変で入院されたんですよね?
中野「診断こそされてませんが、アルコール依存症だったと思います。周囲からは何度も入院を勧められていましたが、お酒を飲めなくなるのがイヤで…(笑)」

――どれくらい飲まれてたんでしょう?
中野「現役のときは酒、タバコ、男は禁止だったんです。でも、750mlの焼酎を毎日3本は空けていました。’97年に現役を引退してからも1日2本は飲んでいましたね」

――今は禁酒を?
中野「はい。肝硬変だけでなく、大腸にポリープが56個も見つかり、そのうちの3つはがんになる可能性があるということで切除しました。今では飲みたいという気持ちもありません」

【関連】宇佐美なお「恐怖とエロスの共存と融合を目指していきたい」心霊スポットで一人検証する動機と野望を聞いてみた ほか