“第4次ハンバーグブーム”の立役者・バーグマン田形の果てなき野望「僕の人生、もっとハンバーグまみれになっていくはず」

バーグマン田形(C)週刊実話Web
村瀬秀信氏による人気連載「死ぬ前までにやっておくべきこと」、今回はバーグマン田形のインタビュー(上)をお届けする。『静岡ハンバーグ王国プロジェクト』のプロジェクトリーダーであり、『一般社団法人日本ハンバーグ協会』の理事長でもある同氏は、令和の現代に“第4次ハンバーグブーム”を呼び起こした第一人者なのである。

今や静岡は「ハンバーグ王国」に

時は令和。時代はハンバーグである。ご存じだろうか。我が国は現在、第4次ハンバーグブームの真っ只中であることを。

知っているだろうか。そんなブームが訪れる遥か前から、挽肉と肉汁に青春を捧げ、ただハンバーグという料理をラーメン、カレーに続く日本の国民食に押し上げようと情念の肉汁を迸らせたハンバーグバカがいたことを。

「やっと時代が追い付いてきました。ハンバーグ、だいぶ盛り上がってきたので、このまま国民食へと駆け上がっていきたいですね」

焼き色の山高帽に鉄板のような黒縁メガネ。肩には自身の分身たるオリジナルキャラクター、肉汁したたる妖精ハンバーグマの“グーグー”をナウシカのように載せ全国のハンバーグ屋をジュージューと飛び回る。

彼の名前はバーグマン田形。テレビにYouTube、雑誌にハンバーグの名があれば、付け合わせのジャガイモ並みに必ずそこにいる『一般社団法人日本ハンバーグ協会』の理事長である。

さらにいえば、『静岡ハンバーグ王国プロジェクト』のプロジェクトリーダーであり、『元・藤枝市地域おこし協力隊中心市街地活性化担当』、『キャラクターデザイナー』、『なつかしエンタメライター』と、DHCのCM並みに数多の肩書きを持つ多才な男。

現在の“第4次ハンバーグブーム”を定着させただけでなく、自身の住む静岡県を『ハンバーグ王国』として盛り上げてきた第一人者でもある。

「昨年、浜松市は2年連続で餃子年間購入額の全国1位となったことが多く報道されましたが、『ハンバーグの年間購入額』では、1位静岡市・2位浜松市と静岡県のワンツーフィニッシュを決め込んでいるんですよ。これは、ハンバーグ王国と呼ぶに相応しい快挙です。
しかも静岡市は、前年から1000円以上も購入額が増え、圏外から一気にトップ当選。その前年に浜松が1位になったことで、静岡のライバル心に火が着いたのかもしれませんが、ここ数年の県民のハンバーグに対する盛り上がりようが分かるというものです」