“第4次ハンバーグブーム”の立役者・バーグマン田形の果てなき野望「僕の人生、もっとハンバーグまみれになっていくはず」

富士山、お茶、ハンバーーーグ!!

バーグマン田形とグーグー
“静岡×ハンバーグ”ときて、いの一番に思い出すのは、県内だけに出店する大人気行列店『炭焼きレストランさわやか』だ。

県民だけでなく県外にも狂信者を数多く生んだ静岡ハンバーグ王国の金字塔は、富士山、お茶に次ぐ静岡の名物にハンバーグを急浮上させた功労者。

しかし、全国トップとなった年間購入額は『家でどれほど食べているか』の指標であるから、静岡がどれだけ日常的にハンバーグを食べる県民になってきたかが分かるというものだ。

「静岡といえばもちろんさわやかなんですが、それ以外にもハンバーグの名店は数多くあります。
人気を二分する『スパーゴ』は静岡らしい“煮込みハンバーグ”のお店。さわやかの上位互換とも言える富士宮ローカルの『セロリ畑』。そして、そこで修業した沼津の『そよかぜ』など、是非食べてみてほしい名店揃いです。

元々の県民性として、餃子の消費量で浜松が日本一だったり、静岡がシュウマイで神奈川と争っていたりと、ひき肉を使った料理に馴染みが強い傾向があります。
県産のブランド牛や豚がそこまで強くないこともあるので、加工品としての底上げがあったのでしょう。

購入額は、弁当の総菜やスーパーのチルド品、テイクアウト品が反映されるのですが『しずてつストア』などローカルスーパーマーケットに『生ハンバーグ』の品揃えが非常に充実しているんです。
そういうポテンシャルがありながら、これまではあまりハンバーグに光が当たらない、まさに弱火状態。10年前にも静岡市がハンバーグ日本一を取ったときも、話題が続かなかったんです。

それを、今回は点で終わらせない。意識して日本一を獲りに行ったなかで、去年の浜松市、そして今年の静岡市と連続日本一でつながり始めた。
そうなのです。いよいよ、静岡ハンバーグの時代がついに夜明けを迎えたということです」