銀座No.1キャバ嬢・きこは元エリート證券営業「朝起きたら日経電子版を必ずチェックします」

きこ (C)週刊実話Web
世の中に“カリスマ”と呼ばれるキャバ嬢はたくさんいるが、きこは経歴のユニークさと稼ぎ高ではダントツの部類に入るだろう。なにしろ、大手証券会社で社長賞を取るほどのエリートでありながら、キャリアをあっさり捨てて東京・銀座の高級キャバクラに転職したのだ。
最初の店では入店翌月から12カ月連続No.1を達成。現在の店に移籍した今もトップクラスを維持しているという。なぜ彼女は夜の道を選んだのだろうか?

「人のキャリアをアクセサリーにするより自分で頑張ろう」

――まずは証券会社時代のことが気になります。秘書とか受付嬢など、美貌を生かせるような職場だったのでしょうか?
きこ「いいえ、野村證券という会社で営業職をしていました。同期入社は約500人。法人営業部というところで働いて、上場のサポートや資産運用の提案などをしていました。
6年くらい在籍しましたが、営業成績もよく、同期の中から3人だけ選ばれる社長賞を取ったこともあるんですよ」

――マジもんのエリートなんですね!? そんな人がなぜ銀座の、しかもクラブではなくキャバクラに転職したのでしょう?
きこ「社内で昇進していくより、環境を変えてキャリアアップしたいなと考え始めたのがきっかけです。外資系企業をターゲットに転職活動を始めました」

――最初から水商売をやりたかったわけではなかったんですね。
きこ「社会人になり、商社マンや金融マンとお付き合いしたこともあるのですが、自分に実力がついてくると物足りなくなってしまうんですね。
『人のキャリアをアクセサリーにするより、自分で頑張ろう』って。もともと、『経営者になりたい』という願望が強くて、いろいろな経営者と接するうちに『私もそっち側に行きたい』と思うようになりました。
そのためには独立して起業することだと思い、資金作りを目的に夜職を選んだんです。
だったら、場所は銀座だと思い、下積み期間が長いクラブはやめてキャバクラにしました。
銀座には10軒ほどキャバクラがあるのですが、経営者や上場企業の役員さんがいらっしゃるような高級キャバクラを探したんです」

――夜職事情に詳しいようですが、過去にも経験が?
きこ「実は大学生のときに一瞬だけ銀座のクラブでアルバイトをしたことがあります。
卒業旅行の資金を貯めるのが目的だったのですが、すぐに親にバレて『都内に住むとロクなことがない。千葉に行け!』と言われたんです。
その後、大学卒業までの2~3カ月間、親に内緒で船橋(千葉)のキャバクラで働きました(笑)」