銀座No.1キャバ嬢・きこは元エリート證券営業「朝起きたら日経電子版を必ずチェックします」

「休みの日はスウェットだし、私服もファストファッション」

きこはデータ管理も怠らず、顧客情報や売り上げをエクセルに入力するのを日課にしている。指名客だけでなく、フリーで着いた客の情報もすべて残しているという。「記録と記憶が私にとっての正義」と話す。

――夜職への転職について証券会社時代の上司や同僚、家族の方はどういう反応でしたか?
きこ「退社するときに転職先を伝えてなかったので、SNSなどで知って驚かれました。
でも今は、当時の上司や先輩が後輩らを連れてお店に来てくれるなど、関係は良好です。
ただ、両親と弟は公務員なので、正直に話すまでには時間がかかりましたね。
昨年、目標がしっかりあることを含めてすべて伝えたら『自分の人生なので好きに生きたらいい』という感じでした」

――その目標ですが、具体的にはどこを目指しているのでしょう?
きこ「当初は3年を1つの区切りにしようと考えていましたが、今年の暮れで3年になってしまうんです。
不動産事業を起業したいと考えているのですが、それに必要な資金が貯まったかというと、ちょっと心もとないので、もう少し続けることになるかもしれません。
なにしろ、夜の仕事を本気でやると、ものすごく経費がかかるんです。そこはちょっと誤算でした」

――たとえばどのようなことに出費が?
きこ「実は私、休みの日はスウェットだし、私服もファストファッションで十分なんですね。家では自炊してますし」

――なんだか急に好感度が上がりましたよ(笑)。
きこ「つまり、自分に使うお金はたかが知れているのですが、黒服の方に『見た目にもうちょっとお金をかけてほしい』と言われて以来、一気に先行投資したんです。
お店で着る衣装とは別に毎日同伴をしているので、それ用のバッグや衣装、ブランド物の装飾品など。あとはお客様へのお土産やプレゼントといった接待交際費、美容メンテ代などがばかになりません」

――バラエティー番組(テレビ東京系『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』ほか)にも出演されていますが、芸能界への興味はないのでしょうか?
きこ「ないです。あまり目立つことは好きじゃないので、数字の世界、実力主義の世界で頑張りたいんです」

「週刊実話」7月17日号より

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きこ

1994年11月6日生まれ。静岡県出身。フェリス女学院大学卒業。現在は銀座『VENICE CLUB』に在籍。