神奈川県・野村香さん行方不明から34年 手掛かり見つからず、元捜査員は「まるで神隠し」
2025.06.22

2025年は昭和100年、戦後80年。近現代史に記録を残すさまざまな出来事も、それが燦々たる陽光に照らされているか、篠突く雨に煙っているかでまるで印象が異なる。
例えば1943年(昭和18年)10月21日、東京・神宮外苑の国立競技場での学徒出陣壮行会。徴兵猶予を取り消され「生等もとより生還を期せず」と宣して戦場に向かう学徒たちの行進は、冷たい秋雨に濡れた。
取材した報道関係者が後に語っている。
「あの雨こそ天の配剤だった。学徒出陣を一言でいうなら、まさしく悲愴です。もしあれが晴天だったら悲愴感は勇壮感に変わり、戦意高揚にしか役立たなかったでしょう」(井出孫六著『その時、この人がいた』毎日新聞社刊、1987)
とりわけ犯罪では、雨は時として決定的な役割を果たす。
1968年(昭和43年)12月10日午前9時すぎ、東京・府中刑務所脇で白バイ警官に扮した男が現金輸送車に近づいたとき、現場一帯は土砂降りの雨だった。
冬には珍しい豪雨が、輸送車の銀行員らにニセ警官への警戒感を鈍らせ、逃走を容易にし、現場周辺の犯人の痕跡を消して、その後の「3億円事件」迷宮入りへとつながった可能性は大いにある。
また1996年(平成8年)9月9日、東京・葛飾区柴又で上智大生が自宅で殺害され放火された日も、朝から雨。殺害の約1時間前、被害者は外出する母親に「こんなに雨が降っていても自転車で行くの?」と声をかけ、これが最後の言葉となった。
事件発生直前には、傘もささず被害者宅を見つめている不審な男が目撃されている。
捜査本部は延べ11万人以上の捜査員を動員したが、雨のためか目撃情報も乏しくいまだ犯人にたどり着けていない。
そして今年で発生から34年、未解決のままの女児失踪事件も激しい雨の中で起きていた。
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