神奈川県・野村香さん行方不明から34年 手掛かり見つからず、元捜査員は「まるで神隠し」
1991年に起きた「野村香さん行方不明事件」
横浜市の西部を走り、県中央の海老名市へと伸びる相鉄線(相模鉄道)、そのほぼ中間に位置する鶴ヶ峰駅(横浜市旭区)から歩いて15分の住宅街。
1991年(平成3年)10月1日、この町から1人の少女が忽然と姿を消した。市立本宿小学校の3年生だった野村香さん(当時8歳)。その日も一日中、強い雨が降り続き、昼過ぎには県全域に大雨洪水警報も出た。
当日は火曜日。放課後、1歳上の姉は電子オルガン、香さんは書道教室と、姉妹は自宅近くの習い事に向かう日だった。
香さんの姿を最後に見たのは姉。午後3時半ごろ、自宅の居間で寝転がって宿題の漢字ドリルを解いていた香さんに「じゃあ行くね」と声をかけ、一足先に家を出た。
いつもは妹を書道教室に送り届けるのが常だったというが、学校で使うノートを買うため、その日に限って幼い姉妹は別行動だった。
香さんが向かったのは、自宅から約540メートル離れた幹線道路(厚木街道)沿いの書道教室。午後4時から始まるため、遅くとも3時50分ごろまでには家を出たとみられる。
ショートヘアで、くりっとした瞳が印象的な野村香さんは、白のヨットパーカーに紺色のジーンズスカート、ピンクの長靴姿。
手には薄茶に青と白のチェック柄の傘と、書道道具の入ったキティちゃんの赤い手提げカバンを持っていたとみられる。カバンは保育園の卒園記念で配られたお気に入りだった。
母親がパート勤めから帰宅したのは午後5時過ぎ。姉妹の姿はなかったが、習い事の日のため、さして気に留めず近所のスーパーに夕食の買い出しに向かったという。
30分ほどで戻ると、帰っていたのは姉だけ。書道教室に電話をすると「皆さん帰られました」、同じ習い事の友達に連絡を取ると「香ちゃん今日はお休みしてた」との返事。
降りやまぬ雨の中、母親は書道教室への道を辿ったが、香さんの姿はどこにもない。担任教諭に促される形で警察に第一報を入れたのは、午後8時半を回っていた。
以来34年、何の手掛かりもないまま時間だけが過ぎた。
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