横浜DeNAが横浜F・マリノスを吸収合併へ 小泉進次郎が“コメとベイ問題”解決で首相再挑戦

小泉進次郎 (C)週刊実話Web
横浜DeNAがサッカーJ1の横浜F・マリノスを吸収合併する計画が進んでいる。「黒幕」は日産が閉鎖予定の追浜工場がある横須賀市が地盤の小泉進次郎農相。首相再挑戦の布石か⁉

米と並ぶもう一つの“ベイ問題”

5月21日、ピンチヒッターで「米担当大臣」に起用された小泉進次郎農相。さっそく「6月初旬から備蓄米を(5キロ当たり)2000円で店頭に並べる」と大見得を切ったが、小泉氏の地元・神奈川県民が期待するのは、もう一つの「“ベイ”問題」解決だ。

自民党同県連の先輩議員が、次のように語る。

「DeNAによるサッカーJ1『横浜F・マリノス』の吸収合併です。進次郎氏はベイスターズの南場智子オーナー、日産自動車のエスピノーサ社長とも懇意でホットラインがある。コメとベイ問題を解決に導けば、首相再挑戦へ弾みがつく」

マリノスの筆頭株主・日産自動車は、米国や中国での販売が不振で、2024年度の最終赤字が6708億円に拡大した。

打開策として横浜市西区の日産本社ビル売却のほか、追浜工場(横須賀市)、子会社「日産車体」の湘南工場(平塚市)など国内外7工場を削減する方針。総従業員の15%に当たる2万人削減も計画している。

当然、スポーツ事業見直しも避けて通れない。

都市対抗で2回、日本選手権で1回優勝した実績を持つ日産自動車硬式野球部は社員チームのため、早くも矢面に立たされている。

同野球部は、本社の業績悪化のあおりを受けて’09年に休部したが、ホンダと経営統合交渉が続いていた今年1月、従業員の一体感の醸成などを目的に16年ぶりに活動を再開したばかり。

追浜工場の敷地内に新たなクラブハウスを建て、関連施設の整備も進んでいたが、中止は必至。地元経済に暗い影を落としている。

これに気を揉んでいるのが、小泉氏だ。