タカアンドトシ北海道知事選出馬か 結成30周年で「北海道がどんどん好きになってる」

タカアンドトシ
インタビュー前編では、デビュー30年を迎えたタカアンドトシの結成秘話から、東京進出までを語ってもらった。
後編では売れっ子芸人となったきっかけ、多忙を極めた生活、そして今後の野望を2人が語る。 

「目標はずっと『M-1グランプリ』決勝だった」

──北海道で結果を残し、2002年4月に東京進出。すぐにテレビ番組に出演できたのでしょうか? 
トシ「いやいや、最初はルミネ(ルミネtheよしもと)の出番が中心でしたね」 

トシ

タカ「北海道では実家暮らしで、劇場だけじゃ食べていけないからアルバイトを始めました。当時、金髪にヒゲを生やしてたんですよ。
ピザ屋のバイトの面接に髪を黒く染めて行ったら『ヒゲは剃ってきてください』って。金髪でも良かったみたいで」

タカ

トシ「気に入ってたのはコイツだけですからね。剃ってくれて良かったですよ。『ヒゲにビーズを通したいんだ』とかワケわからないことを言って。
その後、徐々に劇場の他にも仕事が入り始めて、バイトのシフトを入れても行けなくなってクビになりました」

──売れ始めたということは、東京で漫才に変化があったのでしょうか?
 
タカ「ずっとやってることは変わらないんです。東京でウケたのが自信になったのが大きかったです。
北海道にいるときからいつか東京で成功することを考えて、ご当地ネタは入れないで、どこでもウケるネタを作ってたんです。
ルミネの若手の大会でも優勝はしなくても、そこそこ戦えるようになってきた。
『爆笑オンエアバトル』(NHK)で初めてオンエアされたときも5位でギリギリ通過してたんですけど、東京に出てからは1位通過できることもあって。
でも目標はずっと『M-1グランプリ』の決勝に行くことだったんです」 

トシ「『M-1』は3回準決勝に進出しては敗退して。周りから『お前ら上手いけどインパクトがない』と。
(ボケの)タカが僕の頭を叩いてツッコんだり、僕がタカにツッコむダブルツッコミを取り入れたら、’04年に初めて決勝に行けたんですよ」