タカアンドトシ北海道知事選出馬か 結成30周年で「北海道がどんどん好きになってる」

「ほんこんさんに怒られるぞ(笑)」

トシ
──そのときにはもう「欧米か!」とツッコんでたんですか?
トシ「『欧米か!』は単独ライブで『大人か!』『昔か!』という『~か!」というツッコミをしてて、それに特化したネタを関西の番組でかけたんです」

タカ「ほんこんさんから『おもろかったわ、あのネタ』とメールが来ましたからね。もうそれが最初で最後のメールですね」

トシ「その言い方はほんこんさんに怒られるぞ(笑)。
若い子にウケるネタが多かったけど、『欧米か!』は今考えるとオジサンをはじめ、それまでより幅広い層にウケたのかなって思いますね」

──その後、『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)をはじめ十数本のレギュラー番組を抱えることになります。
タカ「仕事も1日に9本入ってたり。ルミネの出番の合間にテレビ番組の収録に行って、移動中のタクシーには記者さんが一緒に乗って取材を受けたこともありました」

トシ「当時、出演した番組や共演した人との記憶があまりないんです。でも『黄金伝説。』だけは忘れたくても忘れられないんです」

タカ「僕もあの番組だけは記憶に残っていて。2泊3日で9円生活をさせられたり、地獄でしたよ」

トシ「コイツなんて波にさらわれて」

タカ「荒れてる海の中にいるシーンだけ撮らせてくださいと言われたんです」

トシ「最初はみんな笑ってたら、『アイツいねえぞ!』って(笑)。そうしたら全然違う所から上がってきたんですよ」

タカ「面白いから何度もやろうとしたけど、スタッフに止められました(笑)」

──それだけハードなロケと多忙な中、寝る時間はどうやって確保していたんですか?
タカ「どんなに仕事が遅く終わっても、毎日飲んで帰ってました。
でも、ベッドで寝ると翌日遅刻するから、玄関で靴を履いたまま、リュックを枕にして寝てたんですよ。
シャワーを浴びてないから、1週間もすると髪の毛がベタベタになってましたね」 

トシ「僕は疲れが溜まって、顔が土色になって」 

タカ「木みたいな顔色してたな」 

トシ「それまでは楽屋で芸人同士でミニコントをするのが好きだったんですよ。でも疲れすぎて誰も話し掛けてくれるな、くらいになってて。
収録ですべて出しきっちゃってたんですよね。そんな様子を見たマネジャーが正月休みをくれたんです」