「今の腐りきった政権を倒すことが先決」小沢一郎が腰砕け野党に喝 石破茂との同門対決へ

“石破おろし”急先鋒は麻生最高顧問

麻生太郎党最高顧問が本部長を務める「自由で開かれたインド太平洋戦略本部」が5月14日に初会合を開いた。

会合には高市早苗前経済安全保障担当相や、旧安倍派幹部だった萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相ら非主流派である保守系が結集した。

政治部デスクの話。

「会合では安倍晋三元首相が提唱した外交方針を継承していくことを確認しました。石破首相や自民執行部はこれが反石破の結集軸になることを警戒しています。
石破おろしの動きに屈して退陣するくらいなら、“一か八か”で解散して勝負を懸けるという選択は理に適っています」

田中元首相から「政治の醍醐味は総理ではなく、政権政党の幹事長になることだ」と言われ、その言葉通りの道を歩んだ小沢氏。田中氏には4歳で夭折した長男がおり、生きていれば小沢氏と同い年(1942年生まれ)だった。

田中氏が小沢氏を息子のようにかわいがったのは有名な話だ。

石破首相の父、二朗氏は鳥取県知事も務めた元参院議員で、「田中のためなら死んでもいい」と言うほど心酔していた。

父親の死後、石破首相は木曜クラブ(田中派)の事務局勤務を経て政界入りを果たしている。
 
夏を制する者は政界を制する。果たして、覇者は小沢氏か石破首相か。

「週刊実話」6月5日号より

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