「財務省に解散命令は出せない。ただ暴走を止める方法はある」森永卓郎さんが提言し続けた“絶体絶命の日本”を救う方法

森永卓郎(C)週刊実話Web
2023年末にがんであることを公表した森永卓郎さんが、今年1月28日に惜しまれながらこの世を去った。

闘病中も経済アナリストとしてテレビやラジオに出演する傍ら、精力的な執筆活動を行っていた。そんな森永さんの単行本『緊急出版 森永卓郎 絶体絶命の日本を救う最後の提言』が4月25日に小社から発売された。

本書は2007年4月から2025年1月まで、約17年間にわたって『週刊実話』に掲載された人気コラム『森永卓郎の経済“千夜一夜”物語』を再編集したもの。時の政権や財務省などの権力にあらがい、常に庶民に寄り添った目線で経済問題を切り取ってきた姿勢は見事としかいいようがない。

死の直前まで書き続けられた数々の原稿には、予言とも言える経済アナリストならではの“警告”がちりばめられている。

今でこそ財務省解体デモが起こり、注目を集めているが、『財務省に解散命令を』(2023年11月9日号)と題した連載は、まさにその先駆けといえるだろう。

安倍晋三元総理の銃撃事件に端を発して解散命令を出された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)になぞらえ、財務省が重ねてきた悪行を次のように痛烈に批判している。

以下、『緊急出版 森永卓郎 絶体絶命の日本を救う最後の提言』第2章「バブル崩壊」待ったなし 「財務省に解散命令を!」(P74~)から