“プロ野球考古学者”キタトシオに初インタビュー「縁が重なって『週刊ベースボール』で連載させてもらうことになっただけなんです」

この国にはかつて“プロ野球選手”という種族がいた
プロ野球が誕生して今年で91年。まだ100年経っていないとはいえ、その歴史は密度の濃すぎる戦いの記憶がびっしりと刻まれている。
いまや世界最高の選手と呼ばれるまでになった大谷翔平を筆頭に、多くの日本人選手たちが海を渡り活躍するのが当たり前になった現代。
彼らがアスリートへと進化する以前、この国には“プロ野球選手”という種族がいた。
彼らの一般常識や物理法則すら飛び越えんと欲する力と技、怨念と理不尽と酒にタバコにノーサイン。
ティアドロップのサングラスに白スーツでキメた男の意地と意地をぶつけ合う神々の戯れは、今の物差しでは測れない数多の奇跡を起こしてきた。
男はそんな赤い血の通った昔のプロ野球の世界に魅せられた、平凡なサラリーマンだった。
平日はマジメに働き、週末は居酒屋で同僚と野球談議に花を咲かせるだけの、どこにでもいる独身男性野球ファン。
しかし男の人生なんて一寸先はどうなるか知れない。今や彼の野球好きは趣味の範囲を超え、男たちの夢、日本で最も権威のある野球雑誌『週刊ベースボール』で「あの日、あのとき、あの場所で」というオールドボールゲームな連載を持つ人気ライターとなったのだ。
彼の名はキタトシオ。以前、この連載に登場したプロ応援団長・ジントシオとは1ミリも関係ない。千葉ロッテと古いプロ野球を探求する四十男である。
「好きなエピソードは、広島東洋カープが初優勝した1975年のシーズン最終戦。山本浩二にポジション争いで敗れ、追い出させる形で広島から中日に移籍した井上弘昭が、その最終打席、あとヒット1本で打率が山本を上回り逆転首位打者になる状況で死球を受けてしまった。
井上は審判に必死で『当たっていない』とアピールするも認められず。わずか1厘差で首位打者を逃した…そんな話とかは、さまざまな人間ドラマが交差していて好きですね」
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