石破首相の旧安倍派叩きは「常軌を逸している」 マジでキレる5秒前な麻生太郎最高顧問

麻生太郎 (C)週刊実話Web
自民党の麻生太郎最高顧問が、政敵の石破茂首相と石破政権を支える旧岸田派に怒り心頭だ。

麻生氏が自民と国民民主党との距離を縮めるため、首相補佐官に取り込んだ国民民主党の元参院議員の矢田稚子氏もクビにし、麻生氏のメンツは丸潰れだからだ。

石破首相は相変わらず旧安倍派を吊るし上げることに嬉々とし、トランプ関税には為す術なしという「無能ぶり」(自民中堅)を発揮している。

旧安倍派の裏金問題を巡り、1年間の党員資格停止や党役職停止処分を受けた議員の処分期間が4月3日に満了した。

これで西村康稔元経済産業相や、萩生田光一元政調会長といった石破首相と距離を置く面々は役職に返り咲くことが可能になった。

だが、石破首相の旧安倍派叩きはこれで終わらず、党内からは「常軌を逸している」との声が漏れる。

「自民を離党した前参院幹事長の世耕弘成衆院議員の参考人招致(参院予算委)があっさり決まりました。世耕氏は参院政治倫理審査会でも弁明していますが、あまりに強弁だったため野党側は不自然さを感じています。
今回の参考人招致を巡り、石破首相は野党の要求に抵抗するどころか、ゴーサインを出しました」(全国紙政治部記者)

世耕氏といえば、石破首相の政敵である安倍晋三元首相の側近中の側近だ。

石破首相は世耕氏を吊るし上げることに快感を覚えているのだろう。

もっとも、現下の国際情勢は旧安倍派を叩き潰すことに時間を費やしている場合ではない。

トランプ米大統領の「相互関税」攻撃に世界は翻弄されており、先が読めない。

石破首相はトランプ氏と電話会談をすることができたが、口に出せたことと言えば「日本は最大の対米投資国であり、高関税措置によって日本企業の投資余力が減退する」という今年2月に行われた日米首脳会談で伝えた内容の繰り返しだ。

トランプ氏が好むディール(取引)を仕掛けたわけでもなく、リーダーとしての力量のなさが白日の下にさらされた。