石破首相の旧安倍派叩きは「常軌を逸している」 マジでキレる5秒前な麻生太郎最高顧問

麻生-岸田間にはわだかまりが…

米側と協議する担当閣僚は側近の赤沢亮正経済再生担当相となり、石破首相を支えるのは赤沢氏のみという悲しい現実が浮き彫りとなった。

赤沢氏は外交経験も乏しく、政府内には交渉を不安視する声は強い。特に、麻生氏は石破首相の不甲斐なさを苦々しく思っているという。

そもそも、麻生氏が首相の際に「麻生おろし」を仕掛けたのは石破氏その人。麻生氏の石破氏への怒りはハンパではない。

石破氏は、麻生氏の盟友である安倍氏を目の敵にし、旧安倍派議員に裏金問題で牙を向けている。

このことは、麻生氏の石破氏に対する悪感情を増幅させているのだ。

麻生氏の怒りの矛先は旧岸田派にも向けられている。

石破政権では官房長官に林芳正氏、党選対委員長には政策通でならす木原誠二元官房副長官が就くなど、官邸にも党にも枢要ポストに旧岸田派が就いている格好だが、十分機能しているとは言い難い。

こうした現状に麻生氏はイライラを募らせ、旧岸田派が石破政権を支えていること自体、歯痒くて仕方がないようだ。

「昨年の自民党総裁選の決選投票で麻生派は高市早苗前経済安全保障担当相に投票しましたが、旧岸田派は石破氏に投じました。
今年3月には麻生氏、岸田文雄前首相、茂木敏充前幹事長が夜に会食をしましたが、麻生氏と岸田氏の間には微妙な空気が漂っていたようです。わだかまりは解けていません」(政治部デスク)

麻生氏は岸田政権を支えたにもかかわらず、その岸田氏は麻生氏が嫌う石破氏を支援している。麻生氏の腸は煮えくり返っているに違いない。

極め付きは矢田稚子議員の処遇だ。矢田氏は岸田内閣で、賃金・雇用担当の首相補佐官に起用された。

石破内閣でも引き続き務めていたが、それが突然、3月31日付で退任となったのだ。