竹下登が“忍従の人”と言われるワケ 母からの教え「他人さまに対して、絶対に怒ってはなりません」
「私は人生で一度も人様に怒ったことがなかった」
竹下登元首相は「気配りで天下を取った男」と呼ばれ、無類の我慢強さ、辛抱強さで知られていた。
76歳で他界する直前にも、「私は人生で一度も人様に怒ったことがなかった」と口にしたくらいであった。
そうした生き様は、母・唯子の影響が強かった。
島根県飯石郡(現・雲南市)の約300年続いた造り酒屋を兼ねた庄屋の長女であった唯子は、“家つき娘”として婿養子をとった。竹下の父となる勇造である。
その勇造は島根県出雲市の旧家の出身で、掛合村長、島根県議などを歴任した当時としてはなかなかの知識人であったが、これに負けず劣らずの“進歩人”が唯子であった。
唯子は旧制の松江女学校で教育を受け、折からの大正デモクラシーのなかで共産主義者の福本和夫から影響を受けている。
福本は島根県の隣の鳥取県の出身で、旧制一高、東京帝国大学を経てドイツに留学し、マルクスの研究に専念した。
その後、大正15年(1926年)の日本共産党再建大会では、指導理念として「福本イズム」を提唱した人物であった。
この「福本イズム」に唯子はいたく傾倒しており、昭和初期には竹下家で造っていた銘酒「日の出正宗」の名称を「出雲大衆」に変えてしまったほどであった。
ちなみに現在、島根県にある竹下家の酒蔵は資料館となっているが、その白壁には「大衆」の文字が残っている。
一方で、唯子は子どもの教育、しつけにはことのほか厳しかった。
竹下家は代々が“女系”であり、その一人息子だった登は、使用人たちからも甘やかされる立場にあったが、新しい教育を受けた唯子は厳しくこれを律していた。
その“教え”の一つが、「登は他人さまに対して、絶対に怒ってはなりません。何事にも、辛抱することです」というものであった。
竹下は「忍従の人」として、以後、死ぬまでこれを守り通したのである。
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