“玉木首相”夏の参院選後に誕生か 自民党内にも広がる消費税減税を求める声

自公国「連立」と立憲「分裂」

「立憲の江田憲司元代表代行や、昨年の代表選に出馬した吉田晴美衆院議員は、食料品への消費税率ゼロの実現を訴えています。小沢一郎衆院議員は『やるのなら、食料品だけじゃない。もっと大きくやらないとダメだ』と語っています。片や枝野幸男元代表は『消費税減税をするなら党を割って出る』と言っています。このままでは党は分裂しかねません」(政治部デスク)

立憲の分裂により野党がさらに細分化されれば、自民にとっては願ったりかなったり。野党第1党の立憲が分裂し、自公国連立政権が誕生すれば、もはや向かうところ敵なしである。

もっとも、石破首相は消費税減税をするかどうか揺れており、決断できていない。

思い出されるのは「ハシリュウ」の愛称で知られた橋本龍太郎元首相だ。橋本氏は会見で減税政策について「特別減税のようなものではなく、恒久的な税制改革として打ち出されていくと期待している」と述べたため、恒久減税の実施を明言したと受け取られた。

だが、2日後のテレビ番組では「恒久減税という言葉は使っていない」とトーンダウン。その迷走ぶりに批判が集まり、’98年7月の参院選で惨敗した。

石破首相もフラフラ自分を見失っていると、足元をすくわれかねないぞ!

「週刊実話」4月24日号より