生配信中に襲撃され…“投げ銭”で稼ぐあのちゃん似・女性ライバーがハマった危険な落とし穴

画像はAIで生成したイメージ
学生街で知られる東京・新宿区高田馬場の路上で通称「ライバー」(動画配信者)と呼ばれる22歳の女性が、職業不詳の男にサバイバルナイフで刺され死亡した。

スマートフォン一つでいつでも生配信できることからアイドル並みの可愛い女性が次々、ライバー業に参入。フォロワーからの「投げ銭」でカネを稼ぐ“今どきの職業”である若い女性ライバーには、危険な「落とし穴」が多いようだ。

【関連】またも闇バイトか…新潟県「死体遺棄事件」捜査難航で地元に広まる“危ない噂” ほか

刺殺されたのは「最上あい」の名で配信活動をしていた東京都多摩市の佐藤愛里さん(22)。

3月11日午前、栃木県小山市の高野健一容疑者(42)は高田馬場駅に近い路上で佐藤さんの胸や首、頭などを刃渡り13センチのサバイバルナイフで複数回刺し、殺人未遂容疑の現行犯で警視庁に逮捕された。

出血性ショックで死亡した佐藤さんには30カ所以上の刺し傷や切り傷があったという。

「佐藤さんは当時、『ふわっち』というアプリを使って、山手線の各駅を徒歩で1周するという生配信をしているところでした。しかし、突如『助けてー! ギャー!』という絶叫が聞こえたかと思ったら、佐藤さんが全身血まみれの状態で路上にあお向けで倒れている姿が映ったのです。視聴者は、まさに絶句状態。あまりにも衝撃的でした」(視聴者の30代会社員男性)

捜査関係者によると、高野容疑者は約3年前、佐藤さんのフォロワーになったとみられる。

2022年夏ごろ、佐藤さんが働いていた飲食店で直接会う関係になったといい「消費者金融から約100万円借りて、佐藤さんに計250万円以上を貸したが、連絡が取れなくなった。なのに配信をして稼いでいる姿を見て、やりきれなくなった」という趣旨の供述をしている。

「犯行後すぐに警察が駆けつけました。高野容疑者は佐藤さんの横に立ち尽くしており、警察官に犯行を認め逮捕されました。調べに対し『月に10万円くらい、佐藤さんの配信に“投げ銭”をしたこともあった』などと供述している。佐藤さんを相手取り、貸した金を返すよう求める裁判を起こしたこともあるようです」(全国紙社会部記者)