風呂のお湯は6分目!「もったいないの大平」の異名をとった“贅沢嫌い”大平正芳の謹厳実直ぶり
2025.02.23
歌が嫌いで、昭和55(1980)年6月の衆参ダブル選挙のさなかに心筋塞で倒れ、東京・港区の虎の門病院に緊急入院した際も、「うるさい」としてBGMを消してもらったくらいであった。
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ために、死去するまでの2週間のベッドでは、全米オープンやマスターズなどゴルフのビデオに見入っていたとの証言がある。
しかし、さすがに“歌嫌い”一辺倒では、政治家として成り立たない。
支持者を交えた宴席では、要望に応えて1曲くらいは披露しないと、あとで「面白味のない男だ」などと、陰口をたたかれかねないからだ。
大平の死後、大平派の中堅議員が苦笑まじりにこう言っていたのを思い出す。
「歌の一つもサービスできないのでは話にならんということで、大平もフランク永井の『夜霧の第二国道』、橋幸夫の『潮来笠』、美空ひばりの『柔』を必死になって覚えていました。のちに、支持者を前に披露した歌を耳にしたが、残念ながら歌にあらず“音”でした。まぁ、それでも支持者たちは半ば苦笑しながらも拍手喝采でしたがね」
さて、そんな無骨な大平にとって最高の趣味は、読書に尽きた。
時の大蔵大臣だった池田勇人の秘書官を務めていた時代も、机に向かって仕事をしているのかと見ると、じつは読書をしていたことがよくあった。
また、自民党幹事長時代にも党本部幹事長室での“読書中”が、出入りの議員や幹事長室の職員から、やはり度々、目撃されていた。
筆者は大平が総理大臣になる直前の昭和53(1978)年秋、香川県を訪れて大平の選挙区〈香川2区〉(中選挙区制時代)を取材したことがあった。
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