田中角栄の代名詞「今太閤」の名付けにも関与! 政治記者も目を剥く「造語名人」だった福田赳夫の洞察力
2025.02.02

そのあと、後継となったのが福田赳夫である。
明治38(1905)年生まれで、すでに71歳だった福田は、「(私は)明治38歳だ」と得意の「造語」で自己アピール、「遅すぎた総理」を糊塗してみせた。
【関連】豪胆な政治活動とは裏腹! 夫人や秘書もあきれるほど世事に疎かった三木武夫の「駄々っ子」逸話集 ほか
福田内閣は激しい政争の影響で、行政の空白、国政の不在による懸案が山積していた。
福田はスタートに際して、「(この内閣は)さあ、働こう内閣だ」と命名すると、初閣議で閣僚に号令を下したのだった。
そんななか、福田内閣はソ連(現・ロシア)との200カイリ問題の解決、暗礁に乗り上げていた新東京国際空港(現・成田国際空港)の開港、日中平和友好条約の締結など、まずは順調にすべり出した。
しかし、例えば首相に就任する前の外務大臣当時、日中の条約締結が思うように進まなかった頃、福田は「アヒルの水かきはちゃんとやっている」と、一見すると泳いでいないように見えるが、水面下では激しく水かき(仕事)をしていると強調するなど、芯は強気の持ち主だった。
一方、昭和52年度予算は、財政体質の改善と景気回復が重要なテーマだったが、福田は安定成長を目指していたにもかかわらず、赤字国債の大量発行を余儀なくされ、いわく「ああ、“でっかい荷物”を背負ってしまった」と、本音を表現したのだった。
多くの政治家の重要発言は、慎重を期してこれ四角四面のものが圧倒的だが、福田においては本音が「造語」になって表に出るというのが特徴的だった。
その最たる「造語」は、再選を目論んだ昭和53年11月の自民党総裁選で飛び出した。
合わせて読みたい
-
機動戦士ガンダム最新作『GQuuuuuuX』乃木坂46ネタで炎上「ジーク握手」
2025.05.16 エンタメ -
永野芽郁×大泉洋『かくかくしかじか』空席祭り
2025.05.16 エンタメ -
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
【山本淳一】新妻を「風俗の面接」に連れていくゲスっぷり“結婚詐欺”同然の過去も《ジャニーズ醜聞史17》
2023.10.02 芸能 -
令和ロマン・髙比良くるま渡米目指す サービスをMeta社が買収か 米政権入閣で“中院”制度導入へ
2025.05.15 芸能 -
水谷豊と伊藤蘭の愛娘・趣里「令和のバカップル」瀬戸際
2025.05.16 芸能 -
永野芽郁のキャンセルで“なんちゃって人権尊重”が改めて浮き彫りに
2025.05.17 芸能 -
原幹恵、活動休止からの7年間を振り返る「やはり自分は人前に出る仕事が好き」
2025.05.17 芸能 -
『あんぱん』RADWIMPS主題歌への批判再燃「万歳」の歌詞に違和感
2025.05.14 エンタメ -
永野芽郁の不倫疑惑報道の出所は? 意外なラブラブツーショットの流出元
2025.04.28 芸能
合わせて読みたい
-
機動戦士ガンダム最新作『GQuuuuuuX』乃木坂46ネタで炎上「ジーク握手」
2025.05.16 エンタメ -
永野芽郁×大泉洋『かくかくしかじか』空席祭り
2025.05.16 エンタメ -
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
【山本淳一】新妻を「風俗の面接」に連れていくゲスっぷり“結婚詐欺”同然の過去も《ジャニーズ醜聞史17》
2023.10.02 芸能 -
令和ロマン・髙比良くるま渡米目指す サービスをMeta社が買収か 米政権入閣で“中院”制度導入へ
2025.05.15 芸能 -
水谷豊と伊藤蘭の愛娘・趣里「令和のバカップル」瀬戸際
2025.05.16 芸能 -
永野芽郁のキャンセルで“なんちゃって人権尊重”が改めて浮き彫りに
2025.05.17 芸能 -
原幹恵、活動休止からの7年間を振り返る「やはり自分は人前に出る仕事が好き」
2025.05.17 芸能 -
『あんぱん』RADWIMPS主題歌への批判再燃「万歳」の歌詞に違和感
2025.05.14 エンタメ -
永野芽郁の不倫疑惑報道の出所は? 意外なラブラブツーショットの流出元
2025.04.28 芸能