北朝鮮が真っ青! ロシア派遣兵士生け捕りで始まる金正恩体制崩壊の“ドミノ倒し”

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1月13日、韓国の情報機関・国家情報院は、1万2000人と推定されるロシアに派兵された北朝鮮の兵士のうち300人が死亡、2700人が負傷したとの見方を国会情報委員会に報告した。

同報告によれば、ウクライナ軍に包囲されたある兵士は「金正恩将軍!」と叫んで手榴弾を取り出し、自ら命を絶とうとして射殺されたという。

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また、国情院は戦死者の持っていたメモには、自決を強要するような内容が含まれていたとしている。

「確かに、北朝鮮は外交官を海外に派遣する際にも、妻子を国内に残させて亡命を思いとどまらせる『人質』扱いをしており、ウクライナ侵攻への派兵軍人らに対しても同様の態度で臨んでいるはず。北朝鮮兵が捕虜となるより死を選ぶのは、家族に危害が加えられるのを恐れてのことでしょう」(外交関係者)

1月11日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州で北朝鮮兵士2人を捕虜にしたと発表。翌12日には、国情院から派遣された韓国人通訳の協力を得て行った尋問の一部肉声を自身のSNSで公開した。

公開された肉声によると、兵士Aは2005年生まれで21年に入隊したばかりの19歳の若いライフル兵士。16年に入隊した今年26歳になる狙撃偵察将校Bは顎を負傷したため質問には答えられず、頷くか首を横に振るだけだった。

「北朝鮮の精鋭部隊とされる『暴風軍団』(特殊作戦軍)出身の韓国在住脱北者によると、自身の軍歴から服務期間はAが約3年、Bは8年程度としています。Bは、入隊後2年間の新兵生活を経て、下士官を養成する軍官学校で2年間学ぶことが一般的なことから新米の下級将校と推測。Aは男子が一般的に満17歳で入隊することから、経験が非常に浅い一般兵士であることが分かるということでした」(在日韓国紙記者)