元日テレアナウンサー・町亞聖が介護本を出版!「実は高3から介護をしていたんです。結婚? まだ諦めてませんよ(笑)」

町亞聖(C)週刊実話Web
元日本テレビアナウンサーの町亞聖。エキゾチックな顔立ちと確かなアナウンス力で人気も高かったが、2011年に独立してフリーに。退社直後に出した著作では、高3から10年間、母親の介護をしていたことを告白して話題となった。

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現在はフリーアナウンサーとして順風満帆の彼女だが、昨年新たに書き下ろした介護本『受援力』で再び注目されている。

果たして彼女が同書で訴えたかったこととは? そして、結婚に対する本音にも迫った。

――著書『受援力』(法研)の帯には「元祖ヤングケアラー※」の文字があります。高3からお母様の介護をされていたことを知らなかった視聴者も多いと思いますが、若くして介護に直面した苦労人だったんですね?

町「40歳の母がくも膜下出血で車椅子生活となったのは、私が高3で弟が中3、妹が小6の3学期でした。父は絵に描いたような昭和の男なので、お湯も沸かせない、ご飯も作れないような人。自分でやるしかなく、父からも『今日からお前が母親だ』と言われたくらいです。当時、ヤングケアラーという言葉はありませんでしたが、まさしく私はその状況でした」

――この本は、そういう方に向けたアドバイス本?

町「いえ、ヤングケアラーだけでなく、介護問題に直面した人、これから関わるであろう人すべてに向けた本です。例えば、がんや認知症などの診断を親が受けたとき、大人でさえ大きな衝撃を受け、取り乱します。動揺し不安になるのは当たり前の反応ですので、なるべく1人で溜め込まないことが大事。親や親族を頼れないヤングケアラーに対しては、ぜひ周りの大人が目を配って欲しいし、気にかけてくれる大人が身近にいると思えるだけでも安心に繋がるんです」

――介護のために離職する人も増えていると聞きます。

町「はい。年間で約10万人と言われています。その8割が女性で、最近では未婚の男性も増えてきています。大事なのは、『自分しかいない』という思い込みや決めつけをしないこと。仕事を辞めなくても、介護と両立するための介護サービスはありますし、介護には必ず終わりがやってきます。仕事を辞める前に、介護の『その後』をイメージして、積み重ねてきたキャリアを捨てることで後悔しないか自問自答して欲しいですね」