元日テレアナウンサー・町亞聖が介護本を出版!「実は高3から介護をしていたんです。結婚? まだ諦めてませんよ(笑)」



今では介護の講演を年間50回も

町亞聖(C)週刊実話Web
――とはいえ、何をどうしたらいいのか…。

町「私の場合は30年以上も前なので、支援やサポートがなかったのは仕方ないとして、今は介護保険制度により第三者の力を借りることができます。反面、介護する家族が抱える精神的な負担はあまり軽減されていません。実はがん患者を支える家族は『第二の患者』と呼ばれ、患者さんと同様のケアや支援が必要なんです。なので、支援を受けることをためらわないで欲しいと思います。ただ、日本は行政サービスを利用する際は自ら申請しなければならない『申請主義』の国です。残念ながら、待っていても支援の手は差し伸べられません。困ったときに『助けて』と言える力こそが“受援力”だと思うんです」

――講演活動にも熱心に取り組んでいますね。

町「年間50回以上はしています。いらっしゃる方に読んでいただこうと昔の著作を…と思ったら、紙では絶版となり電子書籍しかないことを知ったんです。手に取って読みたいという方のために書いたのが、今回の本です」

町は高校卒業後、一浪を経て立教大学文学部に進学。1995年、日本テレビにアナウンサーとして入社するが、5年後に報道局社会部に異動する。

2011年の退社時にはAP(アシスタントプロデューサー)として大学の先輩、徳光和夫氏の番組『TheサンデーNEXT』で裏方を務めていた。

――ずっと介護をされていたわけですが、恋をする暇もなかった?

町「そんなことはないですよ。母が車椅子生活になってからも支えてくれる彼氏はいましたし、会社の人も知っていました。だから、スポーツ選手や有名人からお誘いを受けるようなことが仮にあっても『彼がいますので』とお断りしていたと思います。ただ、母が亡くなったのを機に、その彼とも別れてしまったのですが…。その後も何人かとお付き合いはしましたが、ご縁がなくて」