元日テレアナウンサー・町亞聖が介護本を出版!「実は高3から介護をしていたんです。結婚? まだ諦めてませんよ(笑)」



「花嫁修業は完璧です!」

すべての介護者に向けたアドバイス本
――現在も独身なわけですが、もう結婚願望はないのでしょうか?

町「いえいえ。ずーっと探し求めてますし諦めてないですよ。私としては、趣味が同じで…というよりも志のある方がいいです。アナウンサー時代から介護や社会保障の問題に関心は強かったのですが、上司に向かって『(番組で)やりたい』と訴えてもなかなか採用してもらえなくて。そこに対しては折れることができず、同僚や先輩のアナウンサーからはよくなだめられていました。報道に移ってもAPになっても『伝え手でいたい。(アナウンス部に)戻してください』と何度も異動願を出していました」

――そうすると、それが退職のきっかけ?

町「2回目の異動が情報エンターテインメント局というところで、徳光さんと一緒に仕事ができるし勉強になると思っていました。でも、その番組自体が終了することを知り、決断のときかなと」

――結婚に関しては、それこそ「受援力」も必要なのでは?

町「実は、本気で心配してくださる方がいるんです。独立してからレギュラーとなった『5時に夢中!』(TOKYO MX)で共演した中尾ミエさん。ミエさんも14、15歳で家族のために歌い始めたので、私に対しては『あなたは幸せになりなさいね』と縁談をいくつも持ってきてくださるんです。何度かお見合いもしましたが、ご期待には沿えなくて…。今はもう、運命に任せるしかないのかなとは思っています。そういう意味では、結婚が遅れているのもこんな私を好いてくださる方にまだ“見つけられていない”というのが実感ですね(笑)。ただ、久しぶりに言いますけど、『私、本当に花嫁修業は完璧なんです!』。介護の経験で家事一切をつつがなくできますし。あと、選択的夫婦別姓問題は1日も早く解消すべきだと思いますが、私自身としては一度でいいから名字が変わってみたいんですよね(笑)」

※病気や障害のある家族・親族の介護などで忙しく、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築できなかったりする子供や若者。

「週刊実話」2月6日号より

町亞聖(まち・あせい)

1971年8月3日生まれ。埼玉県出身。日本テレビの同期入社は魚住りえ、下川美奈、矢島学、近野宏明。初著作は『十年介護』(小学館文庫)。オフィシャルブログ『As I am』https://ameblo.jp/machi-asei/