金正恩総書記に続き妹・与正氏が「子供」を公開! 北朝鮮で何が起きているのか“最新情勢”を徹底解剖

画像はAIで生成したイメージ
1月8日に41歳の誕生日を迎えたとされる北朝鮮の金正恩総書記。2日前の6日には、新型の極超音速中距離弾道ミサイルを発射し、その様子を娘の金主愛氏とみられる人物とともに見守る写真を公開、国内外に存在感を誇示した。

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そうした中、臆測を呼んでいるのが、昨年12月31日に首都・平壌のメーデースタジアムで開催された新年慶祝公演の録画を元日に放送した国営朝鮮中央テレビの映像だった。

「新年を迎えたその瞬間に正恩氏と娘が熱い抱擁を見せたのですが、開催に先立って、高官らが家族を伴い屋外テーブルに向かう様子も収められていた。その中に1組の親子らしき3人が会場に入ろうとする姿が紹介されたのです。3秒ほどの映像でしたが、子どもの手を引く黒いコートの女性は金与正・朝鮮労働党副部長。韓国の国家情報院は、この2人の子供について与正氏の娘と息子、つまり、正恩氏の姪と甥の可能性があるとの見方を示しています」(北朝鮮ウオッチャー)

北朝鮮当局は与正副部長の結婚相手や出産に関して一切発表していない。

「与正副部長は、2015年ごろに結婚指輪をしていた姿が確認され、結婚の可能性が取り沙汰されました。また2014年秋ごろ、北朝鮮で最高指導者の資金を管理する『39号室』の幹部と結婚したとの噂も流れました。2022年6月には、夫と思われる男性とのツーショットが国営メディアによって報じられたこともあります」(同)

これまで公の場に姿を見せてこなかった与正副部長の子供たちだが、北朝鮮側はなぜ異例とも言える映像を公開したのか。

そもそも、北朝鮮の独裁体制下で、金ファミリーの映像は、正恩氏や本人の許可なく流せるはずがない。