金正恩総書記に続き妹・与正氏が「子供」を公開! 北朝鮮で何が起きているのか“最新情勢”を徹底解剖



大統領拘束の韓国を尻目に盤石さをアピール

「北朝鮮メディアは3日、正恩氏が日本の朝鮮学校から新年の祝賀公演のために訪朝した児童や生徒らを平壌の党中央委員会本部庁舎に招き、2日に記念写真を撮影したと伝えています。昨年8月以降、朝鮮大学校の学生や朝鮮総連の代表団が相次いで訪朝。敵対色を強める韓国は現在、尹錫悦大統領が拘束されるなど騒乱状態です。これとは対照的に北朝鮮は“金一族体制”が盤石であることを示そうと、正恩氏の娘だけでなく、与正氏の子供、同胞の子女まで登場させたのでは」(外交関係者)

一方、ウクライナ戦争に目を転じると、北朝鮮は派遣した「精鋭部隊」に失態が目立っている。

友軍を誤射する事態が報じられたほか、近代兵器を用いた戦闘に対応できず格好の標的となり、死傷者数はすでに派遣済み兵士数の1割から3割弱に達しているもようだ。

「ウクライナのゼレンスキー大統領が明かした戦果は疑う必要があります。虚偽の発表でロシアや北朝鮮に揺さぶりをかけている可能性があるからですが、『北朝鮮軍が相当な戦死者を出している』ことなら傍証もあり事実だと考えられます。例えば、ゼレンスキー大統領は昨年末、『北朝鮮軍の死傷者は3000人を超えた』と胸を張った。韓国の合同参謀本部は『死傷者は1100人余り』、アメリカの当局も『死傷者は数百人』と発表した。死傷者の数は異なるが、北朝鮮軍がロシア・クルスク州の最前線で敗北を重ねていると判断することに異論はない」(国際ジャーナリスト)

現地メディアのRBCウクライナは、ウクライナ軍の取り調べに対し露軍捕虜が「北朝鮮兵には武器、弾薬、食料などが優先的に供給され、自動小銃も機関銃もすべて最新型だ」と証言したと報じている。