セクハラまがいの接待を強要!? 人気女子アナが続々退社する闇…「令和の局アナ」裏事情



テレビというメディアは限界?

実は、女子アナがテレビ局を辞めたケースを分析してみると、決定的なある違いが浮かび上がってきた。

数年前までは女子アナが局を退社する際にはフリーアナとして第2の人生を歩むことが半ば当然とされていた。

ところが、この1~2年はその状況が大きく様変わりしているのだ。

「局アナを辞めて全く違う職種に転職する女子アナが激増しているんです。田中みな実のように女優転身などの例は別として、芸能界と完全決別してしまうケースが多々見受けられる。要は、表舞台から完全に身を隠してしまうパターンです」(業界事情通)

実際、アナウンス業を廃業した女子アナは、「半分は結婚&育児に専念する。もう一つは企業などで知名度を活かし広報として転職するパターン。さらに、自らインフルエンサーとしてスタートアップ企業に関わるケースです」(制作会社プロデューサー)

一般常識で考えるなら、テレビ局という大きな傘の下で庇護されてきた女子アナが自立した場合、そう簡単に食べていけないと安易に想定してしまいがちだが、それは杞憂だという。

「テレビというマスメディアの効力はバカにならない。最悪、YouTubeでチャンネルを開設し、現役時代の裏話や自分の趣味を掘り下げていけば、現役時代をはるかに超える収入を手にすることも可能なんです」(テレビ局関係者)

そもそも、女子アナらがテレビというメディアから身を引く理由は何か。

「1番はテレビという媒体に限界を感じていることです。すでに10~20代の大半がテレビを視聴しない。30代も大画面でコンテンツを視聴する習慣がなくなりつつある。結果、広告減につながり、高給と崇め奉られた年収は右肩下がり…。30歳の年収を比較してみても、日テレ800万円~、TBS600万円~、フジテレビ1200万円~、テレ朝800万円~、テレ東500万円~というレベル。表に出る女子アナは衣装やメイクなど自腹が多々ある。だから常に赤字になってしまうわけです」(同)