中国で“呼吸器感染症”が蔓延中! 春節(旧正月)訪日客により日本にばら撒かれる!?

「新型株? 中国の病院は過密状態。小児科に長蛇の列」と報じる台湾メディア(中国SNSより)
1月28日から始まる春節の大移動前に、中国でヒトメタニューモウイルス感染症が拡大している。

呼吸器感染症の一つで、去年11月から中国で流行していた。特に14歳以下の子供を中心に増加しているという。

主な症状は、5日~1週間程度続く熱や咳、鼻水など。悪化すると、ゼイゼイという呼吸が続く、喘息様気管支炎や細気管支炎を起こす。

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世界保健機関(WHO)は7日、「北半球の多くの国で毎年冬から春にかけて活発化する傾向がある」として、中国での蔓延も「予想される範囲内」と声明を発表している。
『北京二研究所医院の救急クリニックは患者でいっぱい』と報じる台湾メディア
WHOによると、中国の保健当局から、異常な感染拡大や医療体制の緊迫などの報告は受けていないという。

それでも、新型コロナ感染症の前例がある。

台湾メディアの報道を見る限り、同じ光景が日本の病院で繰り広げられることにならないかと不安になるのは当然のことだろう。

心配性なのは小弟だけではなく、X上では早々に「入国禁止」を求めるキーワードがトレンド入りしている。

延べ90億人の大移動が見込まれる一大イベンドだ。当然、感染拡大リスクも高くなる。

中国外務省の郭嘉昆副報道局長は7日、外国メディアの「中国への旅行は安全か?」との懸念に対し、「政府は常に感染症情報を適時かつ透明性をもって公開している」と回答するのが精一杯。外国人観光客が中国旅行を控える事態につながらぬよう配慮をうかがわせた。