【2025年の大予言】庶民の食卓には虫、培養肉、野菜クズ…日本人を襲う食糧危機とフェイクフード



未来の食べ物「昆虫食」はうまみたっぷり

そこで注目を集めているのが、ベジタリアン向けの大豆ミートで知られる「代替肉」だ。

これらは良質なタンパク質を含んでいるうえ、畜産業に比べて地球環境に優しいといわれている。

卵やチーズも植物由来の製品が登場しており、栄養バランスにも優れているので、すでにレストランやスーパーでも取り扱われている。

しかし、植物由来の代替肉の需要も増え続けるため、それだけでは抜本的な解決策にならない。

国連食糧農業機関(FAO)は、未来の食べ物として「昆虫食」を推奨している。

昆虫は栄養価が高く採集が容易。コオロギやバッタ、ミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)などを育て、乾燥させて粉末化したうえで食べるというものだ。

昆虫は家畜と比べて飼育にかかる水や飼料が極めて少なく、地球環境に負荷をかけない。

しかも、より多くのタンパク質を確保できるため、人体にもメリットがあるという。

もちろん、粉末にしたところで抵抗感は拭えないが、食用コオロギの味はエビに近く、うまみもたっぷり。タンパク質、ミネラル、ビタミン類も豊富に含まれており、すでに『コオロギせんべい』という商品も販売されている。