習近平に粛清された薄熙来の息子が結婚 お相手の台湾女性が「才色兼備でお嬢様すぎる」

世界で一番有名な「紅三代」も尻に敷かれる?

許惠瑜氏(世界最大級のビジネス特化型SNS・LinkedInより/「Deffany H.」を名乗る同ページはすでに閉鎖)
ドラマティックなカップルの披露宴に、現地報道も「あの薄熙来の息子が台湾の『婿』になった!」と加熱気味。テレサ・テンの名曲『時の流れに身をまかせ』に合わせ2人がダンスを披露し、キスのあと新婦が恥ずかしそうにする動画まで流出している。

一般的に、台湾女性は男性に誠実さ、信頼、コミュニケーション、ロマンチックな要素を重視する傾向が強い。また経済的・精神的に自立している人が増えており、結婚生活でも対等な関係を求めることが多くなっている。

台湾女性の姐さん女房気質を示すエピソードがある。

かつて「世界の工場」と呼ばれる広東省をけん引したのは台湾系企業だ。シャープを買収した鴻海精密工業もそのひとつ。1980年代から2000年代にかけて、広東省に進出した台湾企業の数は数万社にのぼり、一部の地域では「台湾村」と呼ばれる台湾人居住区や台湾企業が集まる産業団地を形成していた。

当然、単身で赴任する男性駐在員も多く、そこでお約束の浮気が懸念されたわけだが、奥さまたちの対応は早かった。

台湾人向けの月刊生活情報誌を発行し、台湾人男性が好んで出入りするようなホテルや飲食店などにまんべんなく配布。そのうえで、なんと「私はいつでもどこでも睨みを効かせているわよ!」とばかりに、毎号の表紙を現地進出企業の社長夫人や女性経営者で“ジャック”したのだ。

前出の香港紙記者は指摘する。

「台湾女性は情が深い分、強かですよ。わざわざ台湾の国別番号『+886』が表示されるよう電話をかけて台湾に居ると装いながら、夫の現地住居に突然おしかけ、証拠を抑えるなど序の口です。そうやって旦那の首根っこを掴んだうえで、大陸女性相手の火遊びなんてすぐ飽きるだろうと、現地妻にこっそり“お小遣い”を与えたうえで『うちの旦那が浮気しないようしっかり見張れ。手料理で健康管理しろ。今日から私をお姐さんと呼びなさい』と釘を指すのです」

ある意味、父親の失脚事件でのおかげで世界で最も有名な「紅三代」となった薄瓜瓜氏。そんな彼でもあっけなく尻に敷かれそうなあたりに、中国と台湾の緊張関係を緩和するヒントがありそうだ。

取材・文/ROADSIDERS 路邊社