明朗会計で銀座に“革命”を起こした名物ママが波乱の人生を告白!「ホームレスや参院選候補も体験して怖い物がなくなりました」



小池知事の「夜の街発言」がきっかけで参院選に出馬

河西泉緒(C)週刊実話Web
――こちらのお店は何年目になりますか?

河西「8年目です。在籍は40人ほどいて、昼職もしている子が多いです。中には、現役のアナウンサーもいます。『自分を変えたい』という動機で働き始めるケースも多く、昼間は工場で黙々とライン作業をして、夜はお店で弾ける…みたいな。あとは、ノルマがない、罰金もないのがウチの特徴。美容室代はホステスが自腹というのが普通なのですが、半額を支給しています」

――そういう意味では、ホステスさんの給料も「明朗」なんですね(笑)。そんな河西さんですが、一昨年の参院選で東京選挙区から出馬しています。これはどういう事情で?

河西「コロナ禍では水商売が目の敵にされました。都知事の小池百合子さんは『夜の街、夜の街』と言って、守ってくれようともしませんでした。飲食業界の代表として出馬し実情を訴えることに意義を感じたのが最初の動機ですが、もっと直接的な理由は恩義のある参政党の共同代表(当時)・吉野敏明さんに出馬を懇願されたんです。実は吉野さんは私の主治医で、7年前に脳梗塞で倒れたときに命を救ってくださったんです。当時は初対面でしたが、以来、後遺症もなく健康でいられるのは先生のおかげ。その吉野さんから『東京選挙区の立候補者だけが決まらない。銀座で戦う女性として立ってくれないか』と頼まれました。56万票取らないと当選できないのですが、最初から無理と分かっているので、誰も引き受けなかったんです」

――先日も衆院選がありましたが、どこかからお誘いはなかったのでしょうか?

河西「実は4党くらいからお話をいただきましたが、すべてお断りしました。一度選挙に出てみて分かったのですが、色んな業界の方がいらっしゃるお店のママが、1つの政党から支持を得ることは利害関係が複雑に絡んでガタガタになってしまうんですね。なので、今後も選挙に出ることはないだろうと思います」