佐々木貴「デスマッチは生き様であり覚悟です」15周年を迎えたFREEDOMSが“自由で楽しい俺たちのプロレス”を取り戻すまでの日々
2024.12.01
エンタメ

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それは“生きるために選んだ死(デス)”だった。
束になった蛍光灯が脳天を叩き割り、剃刀が刃を向ける十字架ボードに身体を叩きつけられる。鮮血が飛び散り、血塗れの身体で恍惚の表情を浮かべる狂気とも思えるこの世界で、男は文字通り生き残りを賭けて15年の間戦い続けてきた。
「このまま死んでいくのは御免だ。もう誰にも縛られず、自由に自分たちのやりたいプロレスを追求していく。そんな新しい団体を俺たちで作らないか」
すべてはそのひと言から始まった。15年前、東京・渋谷の喫茶店で、体制に棄てられた5人を前に決意を示した男。彼の名は佐々木貴。「プロレスリングFREEDOMS」通称ダムズの代表取締役社長にして、デスマッチレスラーでもある。
「振り返ってみたら15年ですよ。ただ僕には運がある。明日どうなるかも分からないから、ただ前だけ向いてガムシャラに突っ走って、気が付いたらこんな所に来ていた。あんなことも、こんなこともやって、長い年月で少しずつでも積み重ねてきたんだなって」
2024年9月。旗揚げ15周年の記念大会を成功させたダムズは、今や日本屈指のデスマッチ団体として名を馳せるようになった。星のように生まれては消えていくのが常のインディー団体において、今では大メジャー団体、新日本プロレスと交流戦もやれば、アメリカから招待選手として招かれるなど、次々と不可能を可能にしてきた。
だが、その始まりは今にも消えてしまいそうな小さく燻った火だった。
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