清原正吾、四国IL・香川入り確実か 国民民主党の大躍進で高松市の“巨大ボールパーク建設計画”急進が決定打に

“裏金問題”で山が動いた

ちなみに、玉木氏の政治的交渉相手とも言える石破茂首相が、以前からお題目のように唱えているのが「地方創生」だ。加えて石破氏はプロ野球の球団拡張による地方再生の提唱者でもあるため、NPB球団不在の四国へボールパーク建設支援を引き出すのはそう難しくないとみられている。

「問題は建設場所です。故・安倍晋三元首相が愛媛県に肩入れしたため、これまでは松山市が最有力候補だった。しかし、裏金問題で自民党の安倍派議員が総崩れになり、山が動いた。高松市がボールパークを造り、NPB参加を申請すれば、当面の目標である16球団移行の1つが高松市になる可能性が高い」(同)

つまり、総選挙で大勝した国民民主にスポットが当たっている今なら高松市へのボールパークの建設、NPBへの参加もたやすいだろうとうわけだ。

一方、ドラフトで指名がなかった清原正吾が今後も野球を続け、将来のNPB指名を待つには5つの選択肢があると言われている。それが社会人(企業)チーム、クラブチーム、NPBファーム球団、国内独立リーグ、米留学だ。

清原ファミリーに詳しい人物によれば、本人は慶大4番打者のプライド、西武、巨人などで通算525本塁打した父親・和博氏(57)のメンツから米国の名門大学(もしくは大学院)に留学し、語学を学びながら夢を追う道を模索しているという。

それが四国IL・香川オリーブガイナーズ入りに転じたのは、国民民主党の大躍進で高松市にボールパークの建設が確実視され始めたことが大きい。まさに絶妙のタイミングだ。

同党の玉木代表は県立高松高校から東京大学法学部に進み、財務官僚を経て国会議員に。地元の信頼と人気は絶大だ。

また、このアーケード街を活用したボールパーク計画の音頭を取るのが、香川オリーブガイナーズの福山敦士球団社長(35)。慶大OBでサイバーエージェント社出身の同氏は27歳で独立してウェブ会社を立ち上げ、M&Aでオリーブガイナーズの球団社長に就任した起業家だ。