北朝鮮の狙いは米国への陽動作戦か 「ICBM発射」「特殊部隊ロシア派兵」を断行する金正恩の“あさましき思惑”

派兵の対価は1人2000ドル

韓国国家情報院によると、北朝鮮派兵の対価は1人当たり2000ドル(約30万円)だという。

「正恩氏は自国の若い兵士を戦場に送ることで、ロシア側から最新の軍事技術や経済的支援などを得ようとしているのです。こんなひどいことができるのは北朝鮮しかありませんよ」(北朝鮮ウオッチャー)

北朝鮮兵が前線に出て戦えば大きな危険が伴う。だが、兵士に死傷者が出ても日本や米国のように国民が憤り、政治的圧力が生まれることはまずない。

そんな哀れな北朝鮮兵を見てか、200人近い韓国在住の脱北者がウクライナ軍側で参戦しようとしている。全員が兵役経験者だ。

「捕虜として投降を希望するロシア軍兵士のためにウクライナ政府が設置しているホットラインは先日、北朝鮮軍兵士に対して『外国の地で無意味に死なないでほしい』と訴えました。脱北者軍団が実際の戦闘に参加するかは未知数ですが、心理戦の戦闘員として、拡声器による放送、ビラの配布、通訳など必要であればどこへでも行く用意があると代表者は述べています」(同)

ウクライナ戦線は、南北の“代理戦争”の様相も呈してきた。

「週刊実話」11月21日号より一部内容を変更