スイス「5歳児3人襲撃事件」逮捕された中国人の男が残した支離滅裂な“ラブレター”

5歳児3人が不審者に襲われた現場(中国SNSより)
スイス警察は10月1日、北部チューリッヒの住宅街で5歳の男児3人に刃物で襲い掛かり、負傷させたとして(1人重体、2人は軽傷)中国人の男を逮捕した。

警察によると、男は託児所職員と一緒に歩いていた男児らに、無言のまま突然ナイフで襲い掛かり、職員が別の男性と共に男を取り押さえ、駆け付けた警官に引き渡されたという。

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事件現場には拳銃を持った警察官が封鎖線を張り、同日午後にSWATチームは警官を送り込み、犯人の住居を特定し捜索。犯人宅から事件現場までは歩いて数分の距離だった。

現地報道によると、犯人は四川省重慶市出身のFan Yuhao(樊宇豪)23歳。昨年6月、地元の名門大学(重点大学)、西南大学外国語学部を卒業した後、コンピューターサイエンス(計算言語学)の修士号を取得するためにスイス・チューリッヒ大学に留学していた。地元大学在籍中に交換留学生として、マカオ大学にも一時在籍していた。

中国メディアの報道では、「普段は無口で他人とのコミュニケーションが少なく、自宅に1人でいることが多かった」というクラスメイトの証言や、「親戚や友人の訪問を受けたことがなく、静かに一人暮らしをしていた」という隣人の証言を紹介している。

さらに現地警察によると、その後の調査で、事件発生6日前、チューリッヒ大学で開催された台湾に関する講演会を「台湾独立は恥ずべきことだ! 台湾省は中国のものだ!」と英語で怒りをこめて批判していたことが明らかになっている。
現場の様子(中国SNSより)