松田聖子&中森明菜の昭和歌謡が韓国で大ブーム! 1000億円規模の市場に

中森明菜 松田聖子 (C)週刊実話Web
現在、韓国では1980年〜2000年代に日本で大ヒットした演歌やポップスが大ブームとなっているという。

その中でもツートップといわれているのが松田聖子(62)と中森明菜(59)だ。

「それぞれのヒット曲のPVが数百万再生を記録したり、往年のヒット曲をYouTubeにアップする韓国人が多数います。驚くのは、昭和生まれのシニア層に限った話ではないこと。日本でいうZ世代もハマッているんです」(芸能プロ関係者)

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聖子や明菜のもとには、韓国のイベントプロモーターからコンサートのオファーが多数舞い込んでいる。

「ギャラが破格なんです。最低1億円、中には3億円の金額が提示されたケースもあったそうです。当然、聖子も明菜も、実現に向けて動いているようです」(レコード会社幹部)

NewJeansのメンバーも聖子をカバー

人気なのは聖子や明菜だけではない。現在、韓国では近藤真彦やチェッカーズ、オフコースなど日本のPOP界を支えてきたアーティストも大きな注目を浴びているという。

「近藤の『ギンギラギンにさりげなく』やチェッカーズの『ジュリアに傷心』は、韓国カラオケの定番です。現地のアーティストが歌っても、ダウンロード数が100万回を超える。もちろん、この版権使用料は黙っていても日本に入ってきます」(事情通)

こうした動きを受け、日本の音楽関係者は韓国におけるJ-POPブームを1000億円規模の市場と見て、売り込み合戦を展開中だ。

そもそも、韓国で日本の歌謡曲が注目を浴びるようになったのは、韓国の民放テレビ局MBNが制作する『韓日歌王戦』という番組がきっかけだった。

「日韓の歌手が、それぞれの国のヒット曲を熱唱するだけの番組だが、ものすごい人気なんです。そのほかにも、人気ガールズグループ『NewJeans』のメンバー・HANNIが、今年6月の東京ドームコンサートで聖子のヒット曲『青い珊瑚礁』をカバーし、話題になったことも追い風になった」(音楽プロデューサー)

昭和歌謡が、日韓友好の架け橋となるか。

「週刊実話」10月24日号より内容を一部変更