大谷翔平「二刀流卒業」の密約 歴史的快挙“50-50”達成で打者専念か


「シーズン前半、一部米メディアが『大谷が二刀流を辞める』と報じ、それが再注目されています」(前出・現地記者)

その一報を伝えたのは、「USAトゥデー」(5月12日付)。

「ドジャースから正式に要請されれば、大谷は投手を諦めてレギュラーの外野手になることに逆らわない。そうなる可能性が高い」

しかも同紙は、「大谷に近い2人の関係者が明かした」とまで記していた。

「同紙は米国で唯一の全国紙です。野球欄は30球団が平等に扱われ、特定の球団や選手が大きく扱われるのはごく稀なこと。その全国紙が『二刀流を辞める』とまで書いたので、その反響はかなり大きかったです」(同)

二刀流だからこその高額契約

さらに同記事は、こうも綴っていた。

「大谷は明らかに打撃のほうが好きで、投手に関しては打撃と同じレベルの情熱を持っていない。単にできるから二刀流をやっているだけ」これも関係者の証言をまとめたもののようだが、ウラ取りをしなければ「全米で恥をかく」ことにもなりかねない。ドジャースの編成責任者であるアンドリュー・フリードマン氏らは一笑に付していたが、今のところ否定も肯定もしていないのも確かだ。

「他の米メディアも、この一報を見て騒然としていました。スポーツ専門局のESPNは、スポーツ界最高額となった10年総額7億ドル(約1092億円)の契約を指して、『二刀流の希少価値があるから最高額を提示したんだ』と反論。別のメディアは『怪我のリスクを避ける意味ではそうかもしれない』と伝えていました」(前出・現地記者)

また、昨年オフのFA交渉では二刀流に関する話も出たという。二刀流とは、「2本の刀を使う剣術の一種」。大谷が30代半ばまで投手と打者の両方を続けられるのかは、疑問だ。