“球界の進次郎”が阪神監督に急浮上! 球団首脳陣が「藤川球児も選択肢」から「鳥谷一択」になったワケ


9月27日の投開票で小泉進次郎氏が勝てば、10月1日に召集予定の臨時国会で首班指名され、歴代で1番若い総理大臣となる。

この小泉氏と同年齢・同学年なのが鳥谷氏で、阪急阪神HD首脳の期待もそこにある。

小泉氏は1981年4月14日、鳥谷氏は同年6月26日生まれで、ともに43歳。顔もスタイルも「そっくりさん」で、鳥谷氏は“球界の進次郎”と呼ばれているのだ。

小泉氏が総理になり、鳥谷氏が阪神の監督に就けば、相乗効果でタイガース人気は一段と爆上げとなるだろう。

ネックはプロ野球のコーチ経験がないことだ。そもそも角会長と岡田監督は、第2次岡田政権発足時に鳥谷氏を入閣させ、2年後にバトンタッチ。岡田氏はGMに転身する青写真だった。

“ケチ虎”から受けた仕打ち

しかし、阪神球団と鳥谷氏の間にあった“深い溝”が今なお残り、実現しなかった。

2003年ドラフトの自由獲得枠で早大から阪神入りした鳥谷氏は17年9月に2000本安打(通算2099安打)を達成。阪神生え抜きでは83年の藤田平氏以来2人目で、甲子園での達成は球団初だった。

そんな看板選手も、当時の阪神電鉄主導“ケチ虎”球団では、年俸4億円がネックに。19年8月には、フロント幹部に突然呼ばれ、「今季で引退してくれ」と肩をたたかれたのだ。

「首切りを承認した矢野燿大監督(当時)とは、今でも絶縁状態です。当時の球団首脳に対しても、憎しみしかない。コーチ要請を蹴った理由は、それがすべて」(虎番記者)

最後は喧嘩別れの形で阪神を去り、翌年3月に所属事務所が同じだった縁で、井口資仁氏が監督を務めるロッテと契約したが、年俸は一軍最低保証の1600万円と激減した。