巨人・菅野「35歳メジャー転身」密約説! ダルビッシュが身銭5億円を削ってパドレス斡旋か


ダルビッシュは、2007年にタレント・モデルの紗栄子と結婚し、2人の子供をもうけたが、12年に離婚。

16年に元レスリング世界女王の山本聖子と再婚し、聖子との間に4人の実子がいるほか、聖子の連れ子も1人いる。

パドレスのシルト監督が「彼は家族に関する個人的な問題に対処している」とMLB公式サイトで説明したように、リハビリを兼ねた家族サービスが理由なのだろう。

しかし、この奇怪な動きには、この男一流の戦略も透けて見える。

「菅野獲得マネーの捻出」と話す本誌特約記者が、こう続ける。

「菅野が今オフ渡米すれば、数球団が手を挙げるが、基本は年俸500万ドル(約7億2000万円)で2年契約がベース。これだと現在の巨人の年俸4億円から数億円のアップで、再び不成立となる可能性がある。しかし、パドレスが制限リスト中の“ダルマネー”5億円超を上乗せすれば、ちょうど菅野が目指す13億円となる。ダルビッシュは自身の年俸、つまり身銭を削って菅野獲得をアシストしているのです」

巨人監督の道も

さらにパドレスは、ダルビッシュと6年の契約中だが、チームは実働3〜4年で十分とみている。

6年契約にしたのは、単年の支払い額を抑え、MLBに納める「ぜいたく税」をセーブするのが狙いだが、自然と2〜3年の空白が生じ、その穴埋め役を菅野が担うというシナリオだ。

これが入手した密約情報の全容である。

上原氏は、MLBでは抑えに転向。オリオールズ、レンジャーズ、レッドソックス、カブスでプレーし、MLB通算22勝95セーブを記録してレッドソックスではワールドシリーズ胴上げ投手(13年)になった後、最晩年は巨人に戻って引退した。

菅野もこの軌跡をたどる。

そうなれば、渡米機会のなかった伯父・原辰徳氏の無念を晴らせるし、巨人監督の道も拓けるだろう。