巨人・菅野「35歳メジャー転身」密約説! ダルビッシュが身銭5億円を削ってパドレス斡旋か


そんな菅野が誰より心を寄せるのが、ダルビッシュだという。

代理人が同じという信頼感もあるが、昨年36歳でパドレスと6年総額1億800万ドル(約145億円)で契約を結んだことが大きい。

10月に35歳となる菅野にとって、先を照らしてくれる希望灯に映る。

一方で、ダルビッシュの願いは1つ。大谷翔平(30)、山本由伸(26)を擁するドジャースを破って、ナ・リーグ西地区で優勝することだ。

パドレスは昨オフ、松井裕樹(28・元楽天)を5年総額2800万ドル(約40億円)で獲得したが、橋渡しをしたのはパドレスのインフルエンサーを自負するダルビッシュだった。

そして、松井に続く“新たな助っ人”としてダルビッシュが期待しているのが菅野というわけだ。

ダルビッシュの「48日分の給与」

そのダルビッシュは、9月4日のタイガース戦に先発し、5月29日以来、約3カ月ぶりにメジャーに復帰。チームにも勢いが戻り、ドジャースに5.5ゲーム差の3位に迫るなど猛チャージを続けている。(9月12日現在)

今季のダルビッシュは、韓国・ソウルで行われた古巣ドジャースとの開幕戦で通算4度目の開幕投手を任され、5月19日のブレーブス戦で4勝目を挙げ、史上3人目の日米通算200勝を達成した。

しかし、5月29日のマーリンズ戦で3敗目を喫した後、左股関節痛で「負傷者リスト」入り。

さらに、7月6日からは「家族に関する個人的な事情」を理由に「制限リスト」入りを希望し、48日間チームを離れた。

負傷者リストと制限リストの違いをざっくり言えば、前者が公傷扱いで給与を保証されるのに対し、後者は私的離脱となり、この間の給料は支払われない。

ダルビッシュの今季年俸は1500万ドル(約21.5億円)だから、オンシーズンの「48日分の給与」は400万ドル(約5億7000万円)。これを自ら放棄したのだから尋常ではない。